スティグ・リンドベリの魅力が花咲くタヒチのティーカップ

4月の買い付けでグスタフスベリのタヒチが手に入りました。コーヒーカップよりも更に手に入りにくいティーカップです。そもそも入手困難なうえ、食洗機による色落ちが起こりやすく、状態が良いものが見つかりにくいシリーズ。
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デザインは今年生誕100周年で様々なイベントが開催され、今まで以上に注目を浴びている、スティグ・リンドベリ。鮮やかな色彩でエキゾチックな花を大胆に描いています。製造期間は1971年のみ。現在ではコレクター垂涎の品ですが、当時はあまり売れなかったようです。60年代のポップでサイケな流行を経て、70年代は行き過ぎた工業化に反発するように自然回帰の思いがつのり、白木の家具、アースカラーやナチュラルカラーが台頭した時代。当時はちょっと時代遅れに見えたのかも知れません。
けれども、タヒチはそんな風に時代で区切ってしまうともったいないくらい、大変に魅力的な作品です。実際リンドベリは50年代からこのような作風でした。タヒチの花々の持つ生命力、力強さ、美しさは、リンドベリという才能ある作家の持ち味が存分に味わえます。
状態の良いものが2点です。アップ予定は8月18日。どうぞ、お楽しみに。
ミタ

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