北欧の名前の日について

しばしばブログの中で『名前の日』という言葉が出てきます。毎回説明を書くと長くなるので、項目を作ることにしました。

名前の日とは

名前の日とはヨーロッパ各国にある習慣で、1月1日、2月29日、12月25日、それと国によってはいくつかの宗教的に重要な日(1/6公現祭や2/2聖燭祭など)を除くそれぞれの日に名前が振り分けられています。元々は聖人の名前が付けられていた(2月14日は聖ヴァレンタインなど)のが、いつしか普通の名前も聖人の名前と一緒に振り分けられるようになりました。

もちろん名前には流行があるので、スウェーデンでは15年ごとにスウェーデンアカデミーが、フィンランドでは5年~10年ごとにヘルシンキ大学年鑑事務所が見直して、新しい名前を追加したり、あまり使われなくなった古い名前を削除しています。「あまり使われなくなった古い名前」って日本いうとヨネとかトラなんて感じかな

スウェーデン、フィンランドでは自分の名前の日を誕生日と同じように祝うことは普通です。デンマークにも名前の日はありますが、祝うようなことはなく、カレンダーの名前も知っている人は少ないようです。ノルウェーはどうなのかな、資料がなく分からなかったのですが、デンマークと同じような感じかも知れません。

歴史的な背景で、北欧4カ国のなかでは、比較的スウェーデンとフィンランド、デンマークとノルウェーの文化が良く似ていますから。

スウェーデンとフィンランドの名前の日のリストを書こうと思ったのですが、沢山あるので、挫折しました(それに更新もされるしね)。代わりに、名前の日のリストのリンクを貼ります。ご興味のある方はクリックしてご覧下さい。

スウェーデンの名前の日カレンダー
Name days in Sweden

フィンランドの名前の日カレンダー
Finnish Name Days

ちなみに、フィンランドの12月14日はJouko(ヨウコ)です。私の名前が「ようこ」なので、見つけたときは嬉しかったです。もっともフィンランドでは男性名ですが。

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