フィンランドのブルーベリーパイのレシピ

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先月末のことですが、雑誌「北欧テイストの部屋づくり Vol.12」 の取材のため、フィンランドのお菓子「Mustikkapiirakka(ムスティッカピーラッカ)」を焼きました。雑誌は7月29日発売なので、発売前にブログにアップしてもいいかしら、と尋ねると「お願いします」と許可を頂きました。まだ詳細など発表されていないので、分かればご案内しますね。
写真の食器はフィンランド、アラビアのLouhi(ロウヒ)シリーズです。 爽やかな水色の小花模様が目に涼しく、今の季節に良く合います。
製造期間は1969年から1974年。デコレートデザインは、愛らしい作風で当時人気のRaija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)。Louhiとは直訳すると「採掘する」というフィンランド語だそうですが、もう一つ、フィンランドの抒情詩「カレワラ」に出てくる強大な魔女の名前でもあります。

その、魔女ロウヒの姿はアラビアで1976年から1999年までカレワラをテーマに作られたイヤープレートの1988年に描かれています。シリーズを手掛けたのはLouhiと同じくウオシッキネン。
Arabia Kalevala イヤープレート1988年
ライヤ・ウオシッキネンの描いたロウヒの姿は、強大な魔女、というよりも意地悪なオバサンっぽく愛嬌がありますね。

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さて、毎年夏になると思い出したように繰り返し作っては、写真をブログにアップしているムスティッカピーラッカですが、レシピを書いたことはありませんでした。

これは元々のフィンランドのレシピを日本で手に入る材料に変えたり、使い切れるように分量を調整したりして私がアレンジしたものです。宜しければお試しください。


ブルーベリータルト(Mustikkapiirakka)
●材料 (直径20cmのタルト型1個分)
(台)
バター(マーガリンでも可) 80g
※無塩バター(マーガリン)の場合は塩ひとつまみを加える
砂糖 50g
小麦粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
卵 1/2個
(フィリング)
サワークリーム 100g
砂糖 50g
レモン汁 大さじ1
卵 1と1/2個
ブルーベリー 200g
●作り方
1、ブルーベリーが冷凍の場合は室温で解凍し、水分を良く切っておく。バターも室温で柔らかくしておく。
2、オーブンを200度に温める。
3、バターと砂糖を白っぽくなるまでハンドミキサー(泡だて器)で混ぜ、溶いた卵1/2個分を加えてさらに混ぜる。
4、小麦粉とベーキングパウダーを合わせて、ふるいにかけて数回に分けて加え、その度にゴムベラで切るように混ぜる。
5、型にバターを塗り生地を入れて指を使って全体に伸ばす。ベタベタした扱いにくい生地ですが、歌など歌いながらのんびり焦らず伸ばしてください。最後に指に水をつけてなぜるときれいになります。
6、フィリングの材料のうち、ブルーベリーを除いたものを良く混ぜる。
7、型に(6)を流しいれ、上にブルーベリーを散らす。
8、200度に予熱したオーブンで30分焼く。上が焦げそうだったら途中でアルミホイルをかぶせる。


冷凍ブルーベリーでも美味しくできますが、これからの季節、フレッシュなブルーベリーが手に入ったら是非そちらでもお試しください。

ミタ

今日は七夕、織姫と彦星が再会する日ですね。再会と言えばスウェーデン料理講師のハナトモさんが久々にシンガポールから一時帰国をしていて遊びに来てくださいました。写っている花は彼女が持ってきてくれたものです。

フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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