ドイツのフワフワパンケーキ『カイザーシュマーレン』

北欧とは全然関係なくドイツのお菓子の話。

温かいうちに食べないといけないので慌てて撮った一枚

編み物作家のしずく堂さんに勧められて、半年ほど前にAmazon Primeに入会してから今まで知らなかった映画やドラマを観る機会が増えました。そのうちの一つ、ドイツ映画『バチカンで逢いましょう』。

評判はいいし、ストーリーも面白そうだったのですが、主役のキャラクター描写がどうもピンと来ず、すっきりしない気持ちのまま終わってしまいました。でも、物語のキーとなるドイツのパンケーキ「カイザーシュマーレン」は美味しそうだった。

ネットで検索すると、さすが名物料理だけあって沢山のレシピが見つかりました。基本的な材料は同じなのですが、分量は微妙に違う。ドイツと思ったら、オーストリアの方が本場っぽい。結局あちこち見て、オーストリア観光局とドイツ大使館が公開していたレシピのいいとこどりをし、ドイツ(オーストリア?)の人のレシピ動画を観てイメージを膨らませ、更に分量を減らして作ったのが…どれくらい前かしら?

それから何度か作ってなんとなく落ち着いたレシピを紹介します。


<材料 (2人分)>
●生地
卵 1個(卵黄と卵白に分ける)
薄力粉 30g
牛乳 60cc
砂糖 大さじ1/2
塩 一つまみ
レーズン 大さじ1/2くらい
ラム酒 適量
●仕上げ用
バター 小さじ1
グラニュー糖 小さじ1
粉糖 適量
好みのジャム 適量

<作り方>
レーズンとラム酒を合わせしばらく置いておく。

卵白に砂糖と塩を加え、ボウルをひっくり返しても落ちてこないくらいしっかりと泡立てる。

卵黄に小麦粉を入れて混ぜ、牛乳を少しずつ足しながら更に混ぜ、なめらかな生地になったら、泡立てた卵白を加え混ぜ合わせる。

直径20cm位のフライパンを弱火で熱し、バター(分量外・適量)を溶かしたら生地を流し、レーズンをぱらぱらとかける。表面に穴が空いてきたらひっくり返す。最終的に小さく切るので崩れても大丈夫。

火が通ったら、フライ返しで小さく切る。バターとグラニュー糖を入れ、フライパンを振って炒めるようにする。溶けた砂糖が絡んでカラメル状になり、 表面がカリッとなります。

粉砂糖を振って好みのジャムと一緒にどうぞ。
(今日は冷蔵庫に残っていたホイップクリームを乗せました。粉砂糖を忘れていますね!)


表面のカリッとしたカラメルとメレンゲで膨らませたふわっとした生地の対比が美味しい。欠点は早く食べないとたちまち萎んでしまいまうこと。時間との勝負です。

映画の予告を観ていただいたら分かると思うのですが、ドイツ人主婦がイタリアに行って、もう大変っていう話です。(ざっくりしているなあ!)

堅実なドイツ人と軽薄なイタリア人というステレオタイプのキャラクター対比の面白さを狙ったものならこちらの『マーサの幸せレシピ』が良かったな。(日本語予告が見つからなかった)

ハリウッドで『幸せのレシピ』としてリメイクされましたが、やっぱりドイツVSイタリアの構図がないと面白さは減ってしまうのですよね。

それはともかく『バチカンで逢いましょう』 の主役、 マリアンネ・ゼーゲブレヒトは89年の映画『バグダッド・カフェ』のドイツ人主婦役の人がそうです。そこでも典型的な生真面目できれい好きなドイツ人の役でした。懐かしいなあー!

とまあ、今日のフィーカに作ったものだから、思ったことをつらつら書いただけのお話でした!

ミタ

追伸:リメイクと言えばスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』をトム・ハンクスで2020年リメイクと聞いているのですが、全く情報がありません。トム・ハンクスがオーヴェ役なんて目に浮かぶし、これはスウェーデンが舞台でなくても描ける話なので、とても楽しみにしているのですが。

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