楽園で生まれたもの

スウェーデン特集、今日はリンドベリのAdamです。1959年発表。近年人気が再燃し、昨年(2005年)復刻しました。

0812adam.jpg

単純な水玉模様ながら、一度見ると忘れられない不思議な柄です。よく見るとドットの一つ一つは独立しているようで、実は細いラインで繋がっています。
おそらくデザインをするときに、ガイドとしてグリッドを引き、その交点に丸を配したのでしょう。(カップのシェイプにしたがって、丸の大きさが違いますから)
そのときに、グリッドをそのまま残したほうがデザインとして面白いな、と思ったのではないでしょうか。
そういった、ちょっとしたアイデアがこのデザインをユニークなものにしている気がします。
Adamとはもちろん旧約聖書の「楽園追放」にちなんだ名前です。ですから、これにはEveという赤地に白いドットのシリーズとペアなのですが、こちらはかなり入手困難な希少品。今回の復刻版にも含まれていませんね。残念。

ところで、フィンランドのArabiaにも失楽園をモチーフにした作品があります。
そうです、Birger KaipiainenのParatiisi。
Paratiisiとはそのものずばり、楽園(=エデンの園)というフィンランド語で、モチーフとなっているのは楽園の樹です。
そして、Paratiisiには黄色のAatami(Adam)と白のEeva(Eve)も同時に作られています。

paratiisi1.jpg

この写真はFinnish designというフィンランドのデザインを紹介しているサイトからお借りしました。こうやって3種類全てそろった姿を見ると、全部揃えてみたくなりそうで危険ですね。
ミタ

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