突撃!デンマークの晩ご飯!

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コペンハーゲンは朝の10時過ぎで、まだ太陽はこんなに低いところにあります。歩いていても、まぶしくて目を上げられない。これから冬になると昼間でも太陽が上がらず、真正面に見えるときもあり、サングラスっておしゃれではなくて実用なのねー、といつも思うのです。
さて、日の光が目に入るのを避けて、斜め下を見ながら向かったのは、中央駅。

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その中央駅に向かう途中で目を上げると、いつもこのデンマークのビール、カールスバーグの広告が目に入ります。
「PROBABLY THE BEST BEER IN TOWN」
直訳すれば「おそらく街で最高のビール」。この「おそらく」というところがなんだか可笑しいなあ、と思うのです。

中央駅から向かったのは郊外のディーラーさんのお宅です。ディーラーさんと駅で待ち合わせて、築100年超と言う素敵なお家に案内していただきました。
かわいらしい外観に、広いお庭。インテリアもとっても素敵だったのですが、写真を撮り忘れました!
それというのも、同僚のウォーキング仲間という、デンマーク在住52年(!)の日本人、Rさんも参加してくださっていて、日本語での話に夢中になってしまったので。

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日本語、英語、デンマーク語が飛び交う中、夕食が始まりました。
素敵なテーブルセッティングですね♪食器は基本的なものは全てTeemaで揃えてあり、何色かの色を上手に組み合わせていました。
まず、最初に出されたのは、白身魚の燻製、アボガドと小エビのサラダ、キュウリとラディッシュのサラダ、ラディッシュ、温かいパンを黒パンと白いパンの2種類です。
Rさんに教わって、パンの上に白身魚の燻製を乗せ、ナイフとフォークで切りながら頂きます。燻製の魚は半生ぐらいの柔らかさで、とても美味しい!黒パンの酸味ととてもよく合います。そして「お魚には白ワインを」とグラスに白ワインが各グラスに注がれました。
ところで、こちらでは丸いパンはナイフで横に半分に切り、切った面にバターなどを塗って食べるのです。日本では少しずつちぎって食べなさいと教えられていたので、これはちょっと意外でした。

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次に出てきたのは、お肉料理。オーブンからはソーセージと、オーブンディッシュの上でジュージューと音を立てているミートボールです。ミートボールはベリーのジャムと一緒に頂きますが、ジャムといっても甘みは無く、酸味とお肉の塩味がとてもよく合うのです。

そして、ここからが今回私が初めて知ったポイント!
食卓のセッティングの写真をご覧くださいね。
上から、ナプキン→小さめのお皿→ナプキン→大き目のお皿、と重ねられているのがお分かりになりますか?
まず最初に出たお魚料理の時は、一番上のナプキンと小さめのお皿で頂きます。そして、お肉料理が出たら、ナイフとフォークの汚れをさっと(このさっと、というところが難しい)紙ナプキンで拭き取り、脇に置きます。
そうするとホストが一番上の小さめのお皿を片付けてくれますので、次の大き目のお皿でお肉料理を頂くのです。いやー、今日まで下のお皿は飾りかと思っていましたよー!
Rさんが、デンマークの人はお魚料理とお肉料理を同じプレートで食べることをしない、レストランなら違うプレートが運ばれてくるけれど、家庭ではこのように重ねるのだと教えてくれました。
お肉料理には「赤ワインをどうぞ」とグラスに注がれ、それとは別に水用のグラスも配られました。こちらもRさんによると、赤ワインの時は水と一緒に出すのが一般的とか。なるほど、そういえばレストランでも赤ワインを頼む人は水も頼んでいました。

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そして、最後は洋ナシのデザートと手作りクッキー。こちらの人はクリスマスになると頻繁にクッキーなど焼き菓子を作るそうで「だからクッキー缶があんなに必要なのよ」とRさん。そうか、缶だけ売っているのは何故なんだろうと思っていましたが、クリスマスの手作りクッキー用だったのですね。
丸パンの食べ方といい、こういうことは矢張り、旅行で通り過ぎるだけでは分からないことでした。知っている人には何ていう事も無いのでしょうが、私にとっては今日は本当にいい経験になりました。
買い付けの旅は体力的に大変なときもあるけれど、こうやって現地の暮らし方や生の情報を体験すると、やっぱり来て良かったなあと思います。それに、毎回色々な出会いがありますし。今日はRさんや、同僚のお友達にお会いできて本当に良かった。会わせてくれたディーラーさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
「フクヤでは料理教室をやっているでしょう?」とディーラーさんに聞かれたので「そう、いまデンマーク料理の先生を探しているんだけど、日本に来てやります?」と答えたところ「やる!」と。もちろん、難しいと思いますが、実現したら楽しいでしょうね。

料理教室といえば、突然ですが、10月29日開催の「【料理教室】英語で教わるノルウェー料理家庭料理 <クリスマスのクリーミーキャセロール>」に1名空きが出来ました。

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現地に行かなくても、北欧での生の情報を日本で体験することが出来ますよ。
先生のヒルデさんによると、このキャセロールにはノルウェーでしか手に入らないスパイス(なのかなー?)を使うそうで、ノルウェーから取り寄せたものを、参加者の方にお持ち帰りいただくそうです。
また、ヒルデさんオリジナルクリスマスのクッキーのレシピもいただけるそう。
今年のクリスマスは、ノルウェー風というのはいかがでしょうか?
ご興味のある方は、どうぞこちらからご応募くださいね♪

>>お申し込みページ
ミタ
..
昨日のブログの続きですが、やはりデンマークでもハロウィンは一般的ではなく、チボリのイベントも商業的なものなのだそうです。
ところで、今日も蚤の市の話は出来ませんでしたね・・・。

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突撃!デンマークの晩ご飯!」への2件のフィードバック

  1. しらなっかった~!!
    お皿を重ねるのはてっきりディスプレイなんだとおもってました…。
    買い付け日記から、学びっぱなし。
    Hanakoとかに連載できそう☆
    旅行ではなかなか分からない
    私の知りたいツボを的確に
    押してくださるんで、嬉しいです。
    (^^)
    しかし三カ国周るのはなかなかハードですねぇ。

  2. >>たま湯さま
    私も全然知りませんでしたー!今回は特に日本人の方が同席してくださって、ちゃんと説明していただけて良かった!もしRさんがいらっしゃらなかったら、このお宅だけの習慣なのかどうかも分かりませんでしたしね!
    よーし、Hanakoに売り込んでみるか!(うそうそ)

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