ダーラナ地方へ

逆光のためにマルボロの広告に見えますが違います。

マルボロの広告と言えば逆光の中で荒馬を乗りこなしているカウボーイシリーズなのですが、思い返すと最近見ませんね。もしかしたら20代の方にはピンとこなかったかも。マルボロはアメリカのタバコの銘柄です。

切り抜きのビルボード広告で知られていて、90年代はテレビCMも頻繁に流していたのですが、今はどちらも目にすることがなくなったような?

前置きが長くなりましたが、冒頭の写真はスウェーデンのダーラナ地方のラウンドアバウト(環状交差点)の中心に設置されていたオブジェです。このオブジェにはダーラナ地方を象徴する大切な二つが描かれています。
一つは赤い馬、もう一つは花のモチーフ。
友人の実家を離れ、次の訪問先はスウェーデン在住の布作家オルソン恵子さんの住むリンショーピンです。ただ、スンツヴァルからリンショーピンまではあまりにも遠いので、行きと同じく途中で一泊することにしました。その滞在地に選んだのはダーラナ地方。
ダーラナ地方はスウェーデンの中程にあり、多くのスウェーデン人にとって夏の休暇先として憧れの場所です。伝統的な工芸や装飾で知られ、赤い木彫りの馬のダーラへスト(ダーラナホース)、花模様のクルビッツ柄が有名。
ダーラナ地方について調べると、大きく三つの街があると書かれていました。ダーラヘストの工房で人気のムーラ(Mora)、堅焼きパンのクネッケブロードで有名なレクサンド(Leksand)、銅鉱山で知られるファールン(Falun)。
私はそのどれでもなくスンドボーンを滞在地にしようと思っていました。スンドボーンにはスウェーデンの国民的画家カール・ラーションの家、カール・ラーション・ゴーデンがあります。ところが、スンドボーンの宿を調べるとユースホステルが一つあるだけ。自然に囲まれたそのユースホステルはとても魅力的に見えました。
ただその前の初対面の友人の実家の滞在はいささか気疲れするかも知れず、それから続けて共同バストイレの宿は更に気疲れする恐れがあるとの現実的な判断で、宿泊はスンドボーンから一番近いファールンの近代的ホテルに決めました(蓋を開けると友人の実家では離れの家を用意してくれてリラックスできたのですが)。
午後にファールンに到着し、簡単にカフェで昼食を取りました。カフェはホテルから一番近いという理由で選んだCafé Zappa。エビや野菜をソフトな生地で包んだラップを注文したところ、これが思いがけずとても美味しかったです。具があふれんばかりに入っていて、ラップなのに手で持てず、ナイフとフォークで食べました。

椅子がハンモックだったり、犬と一緒のお客様がいたりとリラックスした雰囲気も楽しめました。

お腹が満ちたら、名所の鉱山見学へ。鉱山の話やダーラヘストやクルビッツ柄についても書こうと思っていたのですが、長くなったので続きます。
ミタ
明らかにマルボロの話に割きすぎですね。

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