スペイン人が持ち帰ったもの


2月14日のバレンタインは、東京では2月とは思えないほど暖かい土曜日になりました。お休みということもあって外出した人も多かったのでは?私は朝一番に材料を買いに行って、恒例のチョコレートケーキを焼きました。
さて、そのチョコレート、バレンタインに贈るのは日本のチョコレート屋さんの創作、といのは良く知られた話ですね。とはいっても、チョコレートの原料、カカオには興奮作用があり、古代アステカ王国(現メキシコ)では媚薬として使われていたといいますから、あながち的外れなプレゼントではなさそう。
そのアステカ王国では、カカオは通貨として使われるほど貴重な植物でした。中米からカカオをヨーロッパに持ち帰ったのは、16世紀にアメリカ大陸を「発見」したコロンブスです。(やれやれ、発見ですって!)
その後、スペイン人たちが原住民のインディオに対し、いかに残忍な略奪行為を繰り返したかは、つとに有名で、非常に残忍なことを表す英熟語に「Spanish Inquisition(スペインの異端審問)」という用語があるほどです。
さて、そのスペイン人がやはりアステカから略奪したもの、それはアステカでは聖なる石とあがめられたエメラルド。スペイン語で「エスメラルダ」です。
この美しい石をめぐっては何百年にも渡って紛争が繰り広げられ、今も問題が絶えないそう。エメラルドには、人々の心を捉えて離さない魅力があるのですね。
そんなエメラルドの名前を与えられた、アラビアの美しい色彩のシリーズ「Esmeralda(エスメラルダ)」。
以前フューシャピンクが入りましたが(完売)、今回は光り輝く海のようなブルーが入荷しました。宝石箱を開けたような華やかさは、16世紀にヨーロッパ人を魅了したあのエメラルドのようです。コーヒーカップ、ケーキプレート、シュガーポット、クリーマーが揃って入荷していますので、ここはというシチュエーションで使っていただけると、相手の方を魅了しちゃうかもしれませんよ。
ミタ

ちなみに日本も1541年にポルトガルのエンリケ航海王子に「発見」されたそうです。わざわざ発見されなくても日本はあるっちゅうの。

これはポルトガルに行ったときにエンリケ航海王子の「発見のモニュメント」の前で撮った写真です。
変なもの被っている?暑かったんです。10月なのに40度くらいあったんですよ。
改めて見ると、表情もずいぶんとまぶしそうですね。


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