北欧を探し関西を西に東に

土地勘のない方には分かりづらいと思いますが、神戸の自宅から西へ20キロほど行くと海水浴場で有名な須磨という場所があります。須磨にはデンマーク人のハンセンさんがやっているホットドッグのお店「コペンハーゲン」があるので、所用で訪れたついでに立ち寄ってきました。

ハンセンさんはお話し好きのとても楽しい方。沢山のアルバムや、出演した日本の番組を見せてくれました。夫と別のホットドッグを頼んだらシェアするようにと半分に切ってくれました。まさにデンマークの味。どちらも美味しかった!

デンマーク人が愛してやまないレバーパテのサンドイッチと、小エビのサンドイッチも追加で注文。これもとても美味しくて、従業員の方とのデンマーク話が弾んでついつい長居してしまいました。店内で食べている人はほとんどいなかったのですが、持ち帰りのお客様がひっきりなしだったので、観光客だけでなく地元で愛されているお店なんですね。

レバーパテ。小エビのサンドイッチは一気食いしてしまったので写真なし

その翌日はフィンランド映画『コンパートメントNo.6』を観に三宮のシネ・リーブル神戸へ。私は粗筋は知っていたのですが、知らなかった家人は何故かコンパートメントで殺人事件が起こるサスペンス映画と思っていたと(それ『オリエント急行殺人事件』だから)。

観終わってすぐは、なんとも表現しづらい感情が沸き起こって整理できなかったのですが、時間と共にじわじわと良くなってきました。前知識なしで観た家人も「面白かった!」と。映画の感想はまた別途書くつもりですが、そうこうしているうちに上映が終わってしまって結局書かないことが続いているなあ。

ちなみに、同じ映画館で現在スウェーデン映画『逆転のトライアングル』上映中(早くいかなきゃ!)。4月にはフィンランド映画『ガール・ピクチャー』上映予定。

上映案内を読むと観たい映画が多いので、鑑賞券目当てに東京テアトル(シネ・リーブルの運営会社)の株買いました。地方都市は映画館数が東京ほど選択肢がないので、こういう株の使い方があるのがいいですね。

その翌々日の土曜日、つまり昨日は自宅から東へ25キロ、大阪の天満宮へ。目的地はディエチの運営しているカフェ「dieci cafe」へ。ディエチさんはリサ・ラーソンを日本に紹介した先駆者で現在も代理店をやっています。カフェをやっていたとは知らなかった。

店内にはアーティストの鹿児島さんの作品や壁に描いた絵も。

店内の壁紙は私の自宅と同じカイピアイネンの色違いで、トイレの壁紙は東京にあったお店で使っていたものの色違いでした。なんだか懐かしい。

トイレに壁にはカイピアイネンの陶板!なぜ、こんな目立たない場所に!贅沢だなあ。

ディエチに行った目的は、大阪でスウェーデン料理教室「Pojkar och Flicka」を運営しているめぐみさんと、同じく大阪でスウェーデン料理教室「花のテーブル草のイス」を運営している佳月さんに会うため。

私と佳月さんが知り合いで、佳月さんとめぐみさんが知り合い、私とめぐみさんは初めましての間柄。めぐみさんと佳月さんは同じスウェーデン料理ですが、めぐみさんはスウェーデン人のご主人とお子さん四人の大家族のために毎回大量に作っている伝統的なスウェーデン家庭料理が専門で、佳月さんはもともと食堂を経営していた経験を活かしスウェーデン長期滞在で学んだスウェーデン料理を華やかなアレンジで作っている人です。

スウェーデンのこと、料理のこと、プライベートライフまで話が及んで、コーヒー1杯で3時間も話してしまった!とりあえずこれから先は、めぐみさんのご主人がセルフビルドで建てている自宅の完成と、佳月さんのフィンランド人の恋人に会うのが楽しみかな。

佳月さんにもらったセムラ。フィリングがアーモンドペーストでなくソフトなクリーム。切るとフォンダンショコラのようにトロ~と流れ出てくるのが佳月さんらしいアレンジです(持ち帰るときに横になっちゃってクリームがはみ出てる)。

そんなこんなで北欧まみれの今週ですが、今日は極めつけ、いきなり入会してしまった関西スウェーデン協会のセムラパーティーが待っています。それについては、次回のブログで。

さて、実は須磨へはキャットホテルの見学のために行きました。そろそろ、サーチャージは下がるし、コロナ規制も緩んできたし、北欧へ行こうかと思っての準備です。練習のためホテルへ猫も同伴して、ホテル内のフリースペースに出し様子見。緊張はしていたけれどパニックになるなど無かったので預けるのは問題なさそうです。オーナーさんの感じが良く、猫が可哀想と短期が不可なのも猫好きなんだなと、信頼できます。

いってきまーす!

猫がとても落ち着いていたので、ホットドッグのコペンハーゲンもお店の許可を頂いて猫同伴で。店内ではキャリーバッグの中でグーグー寝ている大物ぶりを発揮してくれました。

コペンハーゲンの契約駐車場、河本駐車場の管理人さんは大の猫好き。本物の猫もいますし、看板も事務所内も、鍵の預かり札も全部猫。

私たちが猫を連れているのに気が付いた管理人さんの猫話は止まらず、それぞれのエピソードがほほえましい。帰りにはお気に入りのキャラメルをくれました。暖かくなったらまた行きたいです(次は猫抜きですが)。

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