先日カルダモンロールを焼きました。カルダモンロールは初めて焼いたと思ったのですが、ブログを読み返すと2016年に焼いていました。すっかり忘れていたなんて恐ろしい。
カルダモンは北欧では様々な焼き菓子(特に有名なのはシナモンロールですね)に使われ、他のヨーロッパ諸国よりも消費量が多いスパイスです。
こちらはスウェーデンのロールストランド製のカルダモン入れとフィンランドのアラビア製のカルダモン入れです。ロールストランドが60年代、アラビアが80年代の製品ですから、北欧では必須のスパイスとしてずっと使われているのが想像できます。
ところでアラビアがフィンランド製にも関わらず、スウェーデン語でカルダモン(Kardemumma)とあるのは、スウェーデンへの輸出用でしょう。フィンランドにもスウェーデン語話者はいますが、6%以下なのでマーケットとしては小さすぎる。
(訂正)フィンランド語でも Kardemumma でした!
さて、カルダモンは中東や北アフリカから侵略や貿易でヨーロッパに広がり北欧に到達しました。他のヨーロッパ各国では徐々に使われなくなっているのに、北欧では根強く残っている理由として、ヨーロッパの西端に位置しているため中世の食習慣が残っているのだろうと言われています。
カルダモンロールを乗せたお皿はアラビア製のデザートボウル。小ぶりで使いやすいです。
カルダモンロールのレシピは姉妹サイト『北欧のおやつとごはん』にアップしています。ぜひご家庭でもスウェーデンの味をお楽しみください。
フィンランド語もKardemummaですよ〜。
そうなんですね!しまった、ちゃんと調べていなくてお恥ずかしい!訂正します。