買い付けも終わり、フィンランド家庭料理の店へ

スウェーデンでは花が咲き、木々は緑で、暖かな春が始まっていたのに、フィンランドは雪は残っているし、見渡す限り枯野原。更に北に来たなあとつくづく感じました。

予定していた買い付けが終了したので、梱包を終えた箱を翌日の出荷準備のために玄関へ。

打ち上げ代わりに近所のフィンランド家庭料理のお店へ行きました。1年前も買い付け最終日に打ち上げ代わりに行ったお気に入りのお店です。去年はビーフリンドストロームを食べました。美味しかったなあ。
念願のスウェーデン料理「ビーフリンドストローム」をフィンランドで
いつも、肉、魚、スープの3種類のランチがあります。肉料理はムースのハンバーグだったのですが、残念ながら売切れ。魚はサーモンのソテー。これはいつかも食べたので却下。本日のスープ「リハケイット(肉スープ)」を選びました。スープは大きな鍋から自分で欲しいだけ取ります。パンとコーヒーは食べ放題。

デザートはキーッセリ(ベリースープ)。ベリーは店主が森で摘んだものだそう。どちらも素朴でシンプルな味付けで、しみじみと疲れた体に沁み込みました。

いつもと違う席に座ったら、今まで目に入らなかったコート掛けが見えました。一番上に飾られているのは巨大ヤカン。実際に使っていたものなのか、こういうデザインのコート掛けなのか。でもホウロウがはげ落ちているところを見ると実際に使っていたものなのかなあ。

さて、梱包が終わったものの、1箱に少し余裕があったので、その隙間を埋める何かがあればいいなと、ついでに近所の小さなお店を覗いてみました。いつも数えるほどしか欲しいものが見つからないお店なのですが、なんといつの間にかアラビアコーナーが出来ていて、手荷物で持ち帰ろうと思っていた布類などのひとかたまりと合わせると、隙間どころか更に1箱出来てしまいました。

宿に戻って追加の1箱を作っていると、宿猫スムちゃんの訪問。

スムちゃんの顔って、人間っぽい。人面猫。

スムちゃんのために残しておいたサーモンの皮を振舞う。

スムちゃんの娘、トフィーちゃんも出てきました。でもスムちゃんは絶対娘には分け与えません。半野生の厳しい母なのです。

そして翌日、いよいよ完成した箱をパレットで一気に日本に送ります。朝からこの段階に辿り着くまでが大変でした。

私の不安を察したのか、担当のペッカさん(運転席)が「これで我々の管理下になった(から大丈夫)」と言ってくれて一安心。

すっかり軽くなった足でヘルシンキの街中へ向かいました。こんな丸太しかないようなところから

こんな立派な駅のある都会へ出てきたので、ちょっと緊張。

次回マリメッコバーゲンで大興奮。お楽しみに。
ミタ
フィンランドの風物詩のひとつ、歩行器を使うおばあさん。日本と違って片足でキックして進むので侮れない速さ。

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