リースの形のスウェーデンの菓子パン

いったい、どういうわけか、スウェーデンのリングの形をしたパン、Vetekrans(ヴェーテクランス)に興味が沸いて頭から離れず、2、3日そればかり考えていたので、昨日作ることにしました。スウェーデンのレシピではとても大きなパンだったので、半分くらいの量で小さ目のリングにしました(この数日間の悩みの大半が分量についてでした)。
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Vetekransとはスウェーデン語で”小麦のリース”の意味。パン生地を伸ばし、シナモンと砂糖とバター、好みで具(ナッツやドライフルーツ)を入れて、クルクルと巻き、適当な間隔で切込みを入れて、小麦の穂をイメージしながら切込みから横に倒します。具については沢山のバリエーションがあり、好きな物を適当に入れればいいよう。私はたまたま買い置きしてあったクルミにしました。
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焼きあがりにアイシングをすれば出来上がり。スウェーデンではクリスマスに食べることもあるそうで、70年代ごろのレシピ写真を見ると、真っ白になるほどアイシングをかけて、鮮やかな赤や緑に着色した砂糖漬けチェリーを乗せるのが主流だったようです。
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現代はヘルシー志向が高まった事もあるのか、この程度の控えめなアイシングに、ナチュラルなドライフルールが好まれているみたい。
Vetekrans(ヴェーテクランス)は英語圏ではSwedish tea ring(スウェーデン風のティーリング)と全然違う名前で呼ばれています。コーヒーリング、の名称もあるのですが、Googleで検索すると、ティーリングが17,100件に対して、コーヒーリングが1,060件なので、ティーリングの方が10倍以上の圧倒的多数。
どうして、コーヒーでなく紅茶なのか、さっぱり理由が分かりません。軽くネットで調べたのですが、特に説明しているサイトは見つかりませんでした。もしかして最初にイギリスに伝わり、それからアメリカなど他国にも広がったのかな。いや、これはちょっと発想が貧困すぎるな。いつか詳しい人に出会ったら聞いてみたいです。
ミタ
写真に使用している食器は、Arabia Villiruusu ケーキプレートArabia Heili ケーキプレートRorstrand Paloma コーヒーカップです。

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