ヴィクトリアという名のプレート

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昨日2月23日、スウェーデンのヴィクトリア王女が第1子にあたる女の子を出産されたそうです。スウェーデン王室は長子承継制ですので、現国王の後は2代続けて女王ということになりますね。なんと出産後8時間で退院という驚きの早さ。欧米は概して出産後1、2日で退院しますが(イギリスのダイアナ妃も翌日退院)さすがに当日は驚きです。

スウェーデン料理教室の花水さん情報によると、スウェーデンでは名物(?)のプリンセスタルトがどこでも売り切れ状態とか。プリンセスタルトは何かというと出されるケーキで、1930年代に当時のMärtha王女、Margaretha王女、Astrid王女がお好きだった事がネーミングの理由。
一昨年(2010年)の6月にヴィクトリア王女の結婚式にちなんでプリンセスケーキもフクヤ通信で紹介しましたので、ご興味のある方は下のリンク先をご覧くださいね。
スウェーデンがお祝いに沸いた日

このときは、王女のお母さま、シルヴィア王妃にちなんでエレガントなRorstrand Sylvia(ロールストランド シルヴィア)シリーズをご紹介したのですが、今回はヴィクトリア王女にちなんで、同じくRorstrandの、Viktoria(ヴィクトリア)シリーズをご紹介します。
ヴィクトリア王女の綴りは「Victoria」と”K”ではなく”C”ですが、スウェーデンではこの両方の綴りが同じように使われています。”victory(勝利)”を意味する力強い名前。

ヴィクトリア王女は王室一家としての公的な活動を始めた頃からストレスのため拒食症に悩み、しかしそれを勇敢にも国民に公表し、克服するまで何年もかかりました。その過程で知り合ったのが現在の夫であり、当時スポーツトレーナーであったダニエルさん。現在、王女は拒食症の対策・予防活動に取り組んでいるとか。

地方出身で一般家庭の彼との交際は猛反対にあったものの、8年の交際を経て結婚したそうです。周囲も根負け、名前の通り最後は勝利したようですね。また、ダニエルさんの努力も大変なものだったのでしょう(最初は英語も出来ないと国民にバカにされていたことも)。

このプレートに描かれているのは青い果実です。描かれているのはリンゴではないかと思うのですが、はっきりとは分りません。
ただ、保存がきき寒い冬でも手に入るリンゴは、北欧では貴重な果物として、クリスマスの装飾にも使われます。また、北欧神話では女神Iðunn(イドゥン/イズン)が管理している黄金のリンゴは、永遠の若さを約束するとされていて、いかに大切な存在かが分ります。
そして、気さくな性格で国民に人気のあるヴィクトリア王女のように、スウェーデンでは広く愛されている果物です。

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Viktoriaシリーズは作者がはっきりとはしていません。良く似たEdenシリーズがSigrid Richter作ですので、同じく彼女によるものかも知れませんが、単に良く似た雰囲気で別人が作った可能性もあります。
ただいまディナープレートとケーキプレートがあります。これらはvictoryにふさわしく、勝利の月桂冠を思わせるデザインで、これも素敵です。ご興味のある方は是非ご覧くださいね。
Rorstrand Viktoria

さて、赤ちゃんの名前は本日公表されるそう。矢張りシルヴィア王妃やヴィクトリア王女のように伝統的な名前になるのでしょうか?その暁にはロールストランドに是非ベビープリンセスの名前を付けたシリーズを作って欲しいです。

ミタ

日時は未定ですが、アロマの先生が次回はプリンセスタルト型のアロマソープ作りを予定しています。決まり次第に告知いたします。

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