スウェーデンのサマーハウス滞在記(キノコトーストとムースシチュー編)

こんにちは。今、日本はもうすぐ午前4時。時差ぼけで眼が冴えています。そういえばエバさんとラースさんに「帰国後の時差ぼけがひどいけれど、会社員でないので、直るまで寝たいときに寝て、起きたい時に起きている」と説明すると「自分たちはリタイヤしているのでその感じは分かる」と共感(かなあ)してくれました。
さて、前回の「キノコ狩り編」の続きでキノコを食べた話です。タイトルにちっともひねりが無いですね。最近のネット記事風に「森で採ったキノコを調理したらすごいモノができた!」の方がキャッチーかもなあ。ああ、変な時間だから変な考えが浮かんでしまう。
さて、沢山採れたキノコたち。アンズダケ(スウェーデン語でカンタレラ)と、もう1種類白いキノコ(名前覚えられず)が混ざっています。数種類混ぜた方が美味しいとか。
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このままでは、小さな葉や泥が付いた状態です。ちなみに少し欠けているのはナメクジが食べた跡。
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キノコは水洗いすると味が落ちるので、専用の柔らかいブラシで掃除して、ナイフで小さく切ります。
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この掃除が面倒で嫌いとエバさんは言っていましたが、話ながらやると案外早く時間が経つし、私はむしろ楽しかったです。でも毎年孤独な作業なら嫌になるかもなあ。
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切ったキノコはフライパンに入れて、火を付けて(火ではなく電熱ですが)放置。
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やがて、こんなに沢山の水が出てきます。この状態でも放置。
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水が減ってきましたが、まだ放置。
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だんだん放置状態が我慢できなくなってヘラで突っつく私。
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水分がかなり減ったところで、塩コショウとバター投入。
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ようやくかき混ぜて良しとの指示が出たのでかき混ぜますが、このフライパンの縁が垂直すぎて上手く返せずポロポロ外にこぼしてしまいます。私、もっと上手なんですよ、普段はー!
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などと、心の中で訴えながら炒め続けて、これくらいになったら完成です。独特の香りが立って、美味しそう!
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実は以前フィンランドのスーパーでアンズダケを作って炒めたのですが、硬いし想像よりも美味しくなくガッカリしたことがあります。エバさんを手伝って、火を通す時間が全然足りなかった事に気が付きました。日本のキノコ料理の感覚で、さっと炒めただけだったのがいけなかったみたい。
夕食が出来上がったら、やり方を教わって暖炉に火を付けました。まだ、そんなには寒くないのですが、興味津々だった私へのサービス。
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薄切りのトーストに炒めたアンズダケを乗せた、スウェーデンの定番料理『Kantarelltoast』の完成です。仕上げに生クリームを使うレシピもあるそうですが、今回はシンプルにバターと塩コショウだけで。
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メインはムースのシチューです。ムースはもちろんラースさんが捕ったものだそう。これも美味しかった!
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夕食時の会話で、キノコをスーパーで買った事があるのだけれど、こんなに採れるならどんな人がスーパーで買うのか尋ねると「足腰の弱った年寄りだけ」だとか。えー偏見じゃない?と思ってその数日後に、別の地域に住んでいるスウェーデン人に同じ質問をすると「足の弱い人か、怠け者」と言うので、やっぱりキノコは買わずに森で採るのが常識のようでした(実際とても高価)。
森で集めた木で暖を取り、自分たちで採った自然の恵みを調理して食べる。命の存在が身近にある暮らし。日本では特殊な体験が、ここでは普通の事として存在している不思議。
さて、日が短くなったとはいえ、夜の8時ごろでもまだまだ明るいスウェーデンの初秋。庭のトランポリンは(何故か)北欧の家庭の定番の遊具。直径3m位の大きなものです。
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お隣がこんなに遠い、スウェーデンのリゾート地です。
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サマーハウス滞在記、まだまだ続きます。次はハイキングとブルーベリー摘み、その次はザリガニパーティーを予定しています。
ミタ

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