コペンハーゲンぶらぶら散策(後編)

さてさて、コペンハーゲンでさわぐりさんとランチをして別れたまでが前編でした。

ランチをした場所はコペンハーゲンのデパート「イルムス(Illums)」へ。長年地下に老舗高級スーパー「イヤマ(Irma)」が入っていて、お土産にイヤマグッズを何度も買っていました。ところが今年イヤマが全店を閉店したというショッキングなニュースを聞いていたので確認しに行ってみました。

MENYになっていたよー。

時代の変化ではあるけれど、やっぱりずっとあると思っていたIrmaが無くなってしまったのは悲しいと思いながら、次はデザインミュージアム・デンマークへ。

展示内容は幅広く、日本の工芸品などもありましたが、やっぱり仕事柄というか、元々好きなので50年代、60年代の展示は気持ちが揚がります。

たっぷりデザインを楽しんでから次の待ち合わせ場所チボリ公園へ……のその前に、チボリに対面しているコペンハーゲン中央駅に。中のテナントはガラリと変わっていました。

初めて来たときはパソコンが並んだ有料のネットコーナーがあって日本からのメールとか確認していたのですがスマホが普及した今はもちろんそんなコーナーはありません。また何度も郵便を送った郵便局も無くなっています。デンマークで郵便を出そうとするとあらかじめネットで申し込むか切手を買って、キオスクなどの窓口から出すしかないのですが、切手を売っているところが見つからない。旅行者には使いづらくなったとランチを一緒したさわぐりさんがおっしゃっていました。

中央駅で変わらないのは重厚な外観と内側の国旗だなあと見上げて気が付いた。国旗の半分がウクライナ国旗になっていました。いま、ウクライナへの郵便は無料で送れるとか。デンマークにとって決して他人事ではないロシアのウクライナ侵攻です。

そうこうしているうちに約束の4時になったので、中央駅を出て目の前のチボリ公園へ。

待ち合わせは、コペンハーゲン在住のきなこさん。イースター時期だったのでゲートには卵の飾り付けがあります。

数年ぶりに再会したきなこさんとチボリ公園へ。のんびりお喋りしながら歩いていると、子供たちの音楽隊に遭遇しました。

ちなみにこの子ども楽団、小さい子もすごく演奏が上手で感心したと知り合いのデンマーク人に話すと「音楽エリートの登竜門で音楽学校に進学してプロになる子も珍しくない」と「僕も憧れていたんだけど、そもそも無理だった」らしいです。上手いはずだわ。

きなこさんが暗くなるとネオンがきれいなのにこの時期は夜8時くらいまで明るいから難しいかも、なんて言っていたのにお茶飲んでお喋りしていたら、もう真っ暗。

あらあら、もうこんな時間と驚いたけれど、美しいライトアップを見られて満足、満足。ゲートを出ると、180の文字が。今年はチボリ公園180周年でした。

これにてコペンハーゲン1日ぶらぶら散歩終了。

それにしても、私は大変な方向音痴なのですが、街歩きにスマホがあれば全く困りませんでした。もちろん、いくら方向音痴でもまあまあ土地勘のある場所なので何となく地図を見れば分かるというのもありますが、それにしてもスマホの便利さに脱帽。カメラを持って行ったのですが、充電が出来ていず途中で使えなくなってもスマホで撮影出来たし。

北欧に行っても今までは仕事の隙間時間に観光していたのが、今回のようにがっつり丸1日観光で歩くのは10年ぶりくらい。この間に旅の方法はスマホでガラリと変わったなあと心から実感しました。考えてみれば航空券もスマホでペーパーレスだったしなあ。

一方でスマホをなくしたり、充電が出来ていないと途端に路頭に迷いそうで怖くもなりました。一人歩きならスマホ頼りにしていないで、印刷したものを持ち歩かないとなあと、逆に決心したりも。

さて、いわゆる観光名所巡りで参考にはならないと思うのですが、こんなコペンハーゲンの過ごし方もあるよということで、では!!

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