買い付けのレポートが出発したっきりになっていました。日本を出て10時間ほど後に無事コペンハーゲンのカストラップ空港に到着しました。
カストラップからオーレスン橋を渡り、一路南スウェーデンへ。その翌日は約束をしていたショップへと向かいます。
一通り買い付けをすませると「これから犬の散歩するからちょっとお店閉めるね」「じゃあ、私も一緒に行っていいかしら」と気分転換に付いていきました。
この畑はサトウダイコン(テンサイ)を栽培しているそう。砂糖の原材料、というとサトウキビが真っ先に頭に浮かんでいましたが、亜熱帯地方の植物であるサトウキビがスウェーデンに無いのは当たり前です。スウェーデンが砂糖をどのように採取しているのか考えたことも無かったので「なるほどね」と感じ入りました。
目を下に転じると、こんな可愛らしい看板が。『猫横断注意』。
秋のスウェーデンは丁度リンゴの季節。あちこちの庭にはリンゴが実っていました。
もちろんディーラーさんの庭にも収穫したリンゴが山積み。収穫したリンゴはジャムにして保存し、1年をかけて消費します。
散歩の後に行った次の場所でも順調に買い付けを終えて、初日の買い付け点数は130点ほど。出だしは好調と、宿に戻る前にスーパーで食料品の買い出しをしました。
秋のスウェーデンはリンゴの季節でもあり、キノコの季節でもあります。今年はスウェーデンでは雨が降らず、キノコは絶望的らしいのですが、スーパーにはこうして並んでいました。ちなみにスウェーデンの人は自分で森でキノコを採るのに、スーパーで高いお金を払って誰が買うのかと尋ねたら「面倒くさがり屋と高齢者」と冗談なのか、本気なのか分からない返事でした。
そして、シュールストレミングの季節でも。シュールストレミングは発酵させたニシンで、日本の番組調査で世界一臭いとされています。実は1年中ある物ではなく、8月の第3木曜日に販売が解禁されるので、時期によって既に完売して扱っていない事も。滞在が9月の終わりだったので、まだこうして陳列されていました。
そんな中、私が買ったのは、キノコでもシュールストレミングでもなく、手堅くミートボールとリンゴンベリーのパン。
ここから先が長いので、冒険はしないのです。
ミタ
リンゴンベリーのパンは安くておいしいです。お勧め。