スウェーデン在住の布作家オルソン恵子さんがハンドメイドの本を出版されました。
オルソンさんは当店でワークショップを開催した講師でもあり、友人でもあり、編み物作家のしずく堂さんと三人でスウェーデンの手工芸学校に参加した間柄です。
タイトル通り小物を集めた作品集で、ハギレがあれば作れるので、普段から縫物をしていてハギレが余っている方ならすぐに取り掛かることができます。オルソンさんのセンスが光る色合わせと柄合わせについて実用的なアドバイスがあるので、手持ちの布を生かしていただけるでしょう。
どの作品もそれほど難しいテクニックはなく、しかも懇切丁寧なプロセス写真があるので、慣れている方だけでなく初心者さんにも分かりやすいです。(このプロセス写真も自分で撮ったので死にそうになったとか。)
私がいいなと思ったのは、ほぼ全部の作品に裏がついていること。裏がついていると端の始末が不要なんですよね。ということは、ミシンを使わずに手縫いでも作れるということ。縫物が好きな方ならテレビでも見ながらチクチク手を動かして作れます。
私は手縫いで眼鏡ケースを作ってみようと思っています。今使っている老眼鏡(リーディンググラスともいう…)のつるの形が独特なので手持ちのケースに入らないんですよね。
ところで、このモデルさんはお友達の娘さんだそう。来ているドレスはオルソンさんが1日で縫い上げたそうです。そう、実はオルソンさんの本職は洋裁。きちんと学校で習った基礎が小物の作りにも生かされているんじゃないかしら。
こちらの本は大手書店、あるいは下記リンク先からお求めいただけます。
本書の中の写真はすべてオルソンさんによるもの。見覚えのあるご自宅やアトリエが使われていて懐かしい。
オルソンさんの家に行った時の話はこちら。
アトリエにお邪魔したときの話はこちらです。
懐かしいなあ。またスウェーデンで会える日が来るのが楽しみです。