5時間超の映画『ファニーとアレクサンデル』ベルイマン生誕100年映画祭と、恵比寿マルシェ出店

7月21日の東京を皮きりに『ベルイマン生誕100年映画祭』が全国で順次開催されます。ベルイマンはスウェーデンを代表する映画監督で、世界各国の映画に影響を与えた作品を作りました。
さて、映画祭に先立つ5月に『ファニーとアレクサンデル』の試写会に招待されました。ベルイマンの代表作のひとつで、今回の映画祭のチラシビジュアルに使われている作品です。

実は学生の時に観たものの、途中で寝てしまった苦い思い出があります。というのも、この映画、311分。5時間を超える長編も長編、アラビアのロレンス完全版227分が可愛く思えるほど。
躊躇したものの、この機会を逃すと二度とチャンスが無いかもと、昼寝をして眠気覚ましに飲み物を用意して、試写会に臨みました。
寝てしまったかどうか…期待を裏切って申し訳ありませんが、全然寝ませんでした。5時間眠たくなることが無く、用意した飲み物は途中休憩に飲む程度で、最後まで鑑賞しました。
映画は20世紀初頭の裕福なエクダール一家のクリスマスから始まります。重厚で豪華絢爛なインテリア、登場人物のまとう美しい衣装、クリスマスの装飾やご馳走にただただ目を奪われ、見ていて飽きません。
幸福の象徴のようなプロローグのクリスマスから一転、やがてエクダール家の長男一家に暗雲が立ち込めます。そして思ってもいなかったような不幸が長男の子供たち、ファニーとアレクサンデルを襲います。
エピソードにしばしば挟まれる、アレクサンデルが見る幻想的で不可思議な出来事や登場人物たち。一見豊かで幸せそうに見えるエクダール家のメンバーたちが抱えるそれぞれの問題や決して善人とは言えない人物描写。一家の闇の部分が、非現実的な描写に入れ替わり立ち代わり苦い現実を差し込んできます。
さあ、不幸に襲われた子供たちはどうなるのか。初めのゆったりとしたテンポから、物語はスピードを増していきます。次々に起こる出来事に気を揉んだり、安堵したり。5時間が半分くらいに感じられるほどで、最後まで寝る暇などありませんでした。
上手く感想が書けないのですが、もし長さに腰が引けているのなら、最初のゆったりテンポの部分を超えれば、決して長くは感じないので劇場に足を運ばれる事をお勧めします。映画祭では『ファニーとアレクサンデル』以外にもベルイマンの傑作13本をデジタル・リマスター版で上映されます。映画ファンのみなさま、どうぞ、この機会をお見逃しなく!
映画祭についてはこちらから→『ベルイマン生誕100年映画祭


7月15日「恵比寿マルシェ」(ベルイマン生誕100年映画祭関連イベント)
さて、この映画祭関連イベントで、恵比寿で毎週日曜日に開催されているマルシェに1日だけ出店することになりました。すぐ疲れちゃう方なので、外部への出店はほとんどしないのですが、映画が面白かったので勢いで出店をお受けしました。当日限りのお買い得品などをご用意します。
◆日時:2018年7月15日(日)11:00 ~ 17:00予定
◆場所:恵比寿ガーデンプレイス 「シャトー広場」(目黒区三田1-13-1)
◆最寄り駅:恵比寿駅 JR恵比寿駅東口から動く通路「恵比寿スカイウォーク」で約5分
YEBISUマルシェ


なお、イベント参加のため15日の実店舗はお休みします。ご了承ください。
ミタ
『ファニーとアレクサンデル』では、これから起こる出来事を象徴するように、冒頭に死神が出てきます。実はベルイマンは死神の定番の服装、黒いローブを最初に作った人とか。その死神の衣装が登場した映画『第七の封印』も上映されます。
『第七の封印』で登場する死神とのチェスのシーンの元となった中世スウェーデンの絵画について以前ブログに書きましたので、宜しければ合わせてどうぞ。
グスタフスベリの射手からベルイマンの死神まで

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