セムラの指輪

今日はキリスト教の「告解の火曜日」です。キリスト教ではイエス・キリストの復活を祝ったイースター(復活祭)前の40日間(四旬節)断食をして過ごしますが、その四旬節が始まる前日の火曜日にバターや卵をたっぷり使ったカロリーの高い食べ物を食べて準備する伝統があります。そのため、「告解の火曜日」は別名「脂肪の火曜日」。
それぞれの国によって食べるものは異なるのですが、スウェーデンでは甘いパンにホイップクリーム(砂糖は入れない)と甘いアーモンドペーストを挟んだセムラを食べます。
そのセムラのミニチュアリングをスウェーデンの作家さんであるCatrin Norénさんから購入しました。

見て見て。グスタフスベリのベルサのお皿に乗っているんですよ!

彼女のインスタグラムで見て、ひとめぼれ。コンタクトをとって日本に送ってもらいました。


私も彼女のようにセムラを乗せたベルサのお皿と指輪の写真を撮るために、セムラの日までに神武寺の洋菓子店「リッラ・カッテン」さんに行きたかったのですが、チャンスがありませんでした。リッラ・カッテンさんは3月末までセムラを提供しているそうです。それまでに行けるかなあ。
ところで、現代は余程敬虔なキリスト教徒でない限り断食はしない(やったとしてもちょっとした贅沢を慎む程度)ので、ただ脂肪分の多い食べ物を食べるだけになっています。
ミタ
各国はどんなものを火曜日に食べるのか、ざっと調べたら
フィンランド:ラスキアイスプッラ(セムラと似ているがアーモンドペーストでなくジャムが多い)
デンマーク:フェステラウンボラー(ジャムなどが入った菓子パン)
イギリス&アイルランド:パンケーキ
ハワイ:マラサダ (揚げドーナッツ)
ポーランド:ポンチキ(揚げドーナッツ)
ポルトガル:マラサダ(揚げドーナッツ)
スペイン:スパニッシュオムレツ
こうやって見ると、イギリス(とアイルランド)の慎ましさと簡単さはイメージを裏切りません。

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