恐らくほとんど需要のないパンのレシピ

自家製ビールを作ったので、残りのモルトでパンを作りました。

自家製ビールはフィンランド語で「kotikalja(コティカルヤ)」といい、コティが家、カルヤがライトビールのこと。アルコールはほとんど無く、以前よく行ったフィンランドのビュッフェレストランでは水代わりに置いてありました。そのレストランのオーナーさんが「これを使って作るのよ」と教えてくれたのが、自家製ビールの素ともいえる、この市販のモルト(麦芽)のパックです。フィンランドではスーパーマーケットで簡単に手に入るものです。

作り方は簡単で、モルトと砂糖に熱湯を注ぎ、42度まで冷ましたらドライイーストを入れて、1日寝かせて濾せばコティカルヤが出来上がりです(中身が分かるようパッケージをカラーコピーして貼ったのですが、あらためて見ると「ビール用モルト」と書いてありますね)。
詳しくはメーカーの動画をどうぞ。

ビールを作ったものの、濾した時に残るモルトがもったいないなあと思い、パンを作れないかと考えました。何回か作ってみて、これならいいかな、というレシピが出来ました。恐らく需要が無いとは思いますが、自分用の備忘録も兼ねて書きます。

・水を切ったモルト約300g(水を含んで湿っている状態)
※今回100ccのモルトを使ってコティカルヤを作り、残りのモルトをザルに入れたまま1晩水を切ると約300gになりました。
・中力粉 400g(あるいは薄力粉200g+強力粉200g)
・ドライイースト小さじ1
・砂糖20g(この時はハチミツ大さじ2)
・塩小さじ1
・卵1個分
・バター30g
・牛乳100cc(モルトに残った水分量に合わせて分量を調整するため、様子を見ながら少しずつ加える)

材料を混ぜて良く捏ねる(牛乳は最初は半量加え、様子を見ながら量を調整)。

カバーをして1時間くらい寝かせて2倍くらいまで発酵させる。

好きな形や数に成形する(丸でも、細長でも、小さな丸を沢山作っても、大きく2個に分けても)。ちなみにベーキングペーパーにある「S」はルッセカットを焼いた紙を再利用しているからです。節約節約。

カバーをして1時間くらい寝かせて2倍くらいまで発酵させる(たまたま手元にあったグラノラを乗せました)。

200度で25分から30分焼く(小さな丸パンにした場合は焼き時間を短く調整して下さい)。

完成

大きいのを作りたかったのですが、大きすぎました。2個に分ければよかったです。
では、もしも、万が一、フィンランドで買った自家製ビールの素があれば、是非お試しください。
ミタ
自家製ビールをスウェーデン人に振舞ったら「スウェーデンにもあるよ。昔は水が汚染されていたから水代わりに飲んだんだ」と言っていました。沸かした湯を使うので、殺菌されるという意味でしょう。イギリスも19世紀にテムズ川が汚染されていたので、紅茶文化が発展したんですよね?違ったっけ?

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