イースターにスウェーデンの黄色いケーキはいかが?


欧米では昨日の4月3日からイースターの期間に入り、6日までお休みのところが多いです。イースターは毎年3月から4月の中で、日にちが異なるのですが、今年は遅めの日なので、北欧でも春らしい光景が広がっているかも知れません(3月だと雪が残っていることもありますから)。
イースターの象徴と言えば、イースターエッグ。卵から生命が生まれることから、草花の芽生えやキリストの復活(イースターは古代の春の祭りと、キリスト教が結びついたお祝いです)を連想させるのが始まりです。
今でも、もちろん卵はイースター飾りに欠かせないシンボルですが、卵から生まれるヒヨコも人気のモチーフ。ヒヨコが黄色いことから、黄色がイースターのカラーとなっています。黄色い色が持つ明るさが春の始まりを連想させるのもあるのでしょうね。
さて、その黄色い色からイースターに作られることもある(らしい)スウェーデンのケーキ、シルヴィアケーキ(Silviakaka)です。写真は私が作ったものではなく、スウェーデンのマデレーンさん作。彼女は本当にケーキ作りが上手で、共通の友人も「同じレシピで作っても出来上がりが違うのよね」とため息をつくほど。
シルヴィアケーキは卵黄で作ったコーティングが特徴。ねっとりと甘く、それでいて僅かなしょっぱさがあり、その甘じょっぱさが止みつきになりそうです。本当なら自分で作って実験してからご紹介したかったのですが、なんとなく気忙しなく、まだ作っていません。日本の友人が無塩バターで作ったところ、甘ったるくなりすぎたようです。もしかしたら、あのしょっぱさは有塩バターのなせる業かも知れません。
さて、お待たせのマデレーンさんに教わったレシピです。


シルヴィアケーキ(Silviakaka)
●材料 (直径18cmのケーキ型)
(スポンジ)
卵 2個
砂糖 200cc
小麦粉 200cc
ベイキングパウダー 小さじ1
水 100cc
(コーティング)
バター 100g(有塩がお勧め、無塩に少し塩を入れても良い)
砂糖 100cc
バニラシュガー 小さじ1(なければバニラエッセンス数滴)
卵黄 1個分
(トッピング)
細切りココナッツ 適量
●作り方
1、オーブンを175℃に温める。
2、卵と砂糖をホイップする。
3、水を加え、小麦粉とベイキングパウダーを振るい入れ、さっくりと混ぜる。
4、型に流しいれ、オーブンに入れて25分焼く。串を刺して、まだ焼けていないようなら焼き時間を追加する。焼きあがったら少し冷ましておく。
5、小鍋にコーティングの材料を入れ、砂糖が溶けるまで温める。
6、焼きあがったケーキに上から(5)を掛け、少し冷ましたら、細切りココナッツを振り掛ける。
どうぞ、お試しください。
ところで、シルヴィアケーキは数十年前からあるレシピのようですが、名前の由来について調べたところ、分かっていないそうです。また綴りはSylviaと書く場合もあるよう。それはともかく、マデリーンさんに頂いた手書きのレシピには「Sörgårdskaka」とありました。このSörgårdsの意味がどうしても分からず、です。
ミタ
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