フィンランド3日目の朝、宿を出ると地面が白くなっていました。この霜で覆われた現象には名称があるのか、まるで粉砂糖をまぶしたようで面白く、東京では見られない光景なので、毎年のことですが、ついつい写真を撮ってしまいます。
さて、毎年のことと言えば、馴染みのアンティークショップへ。いつものようにオーナー夫人が、沢山の手作りお菓子で出迎えてくださいました。
このマーブルケーキと写真にはありませんが、同サイズのスパイスケーキ。
ブルーベリーの焼き菓子。クランブル生地でベリーを挟んでありました。初めて食べましたが、香ばしくて美味しい!
イチゴをはさんだスポンジ生地にたっぷりの生クリームとブルーベリー。プラスオープンサンドイッチ。
いただきます。
去年の11月に訪ねたときは4品でしたが、今回は5品。以前も書きましたが、品が増えても人が増えないので、沢山余らせることになって、本当に申し訳ないと思いつつ、今回もとても美味しかったです。ごちそうさま。
ここではこんな感じでいろいろ買い付けました。
プレートやカップ類
ガラスもいろいろ。
珍しいところで、ビルゲル・カイピアイネンのViola飾り皿の赤と、オイヴァ・トイッカのフルッタグラス。
ひとしきり買付けが終わると、70代のオーナー夫妻と手作りケーキをいただきながら雑談するのがパターンです。ご主人の話の端々に奥様の若いときのエピソードが挟まれるのを聞くと、いつもほほえましい気持ちがします。
というのも、北欧の離婚率は高いと聞いているから。実際の数値は知りませんが、確かに頻繁にやり取りするディーラーさんたちのうち、半分以上は離婚経験者。熟年カップルかとおもいきや、50代で再婚同士の新婚さん、なんて事も珍しくありません。
なので、この二人のように若いときからずっと何十年も一緒に暮らしているだけで、さぞかし仲が良いんだろうなあと、あたたかかな気持ちになってしまうのです(若いときに離婚して再婚してたりして…)。
さて、たっぷりのお菓子を食べて夕方になってもお腹が減らないのですが、小腹対策にスーパーでパンをひとつ買いました。ご存知の方も多いと思いますが、せっかくなのでパンの買い方。
スーパーに良くあるガラスケースのパン売り場です。
今日はこのVoisilmäpulla(ヴォイシルマプッラ)をひとつ買いましょう。価格は1キロ9.33ユーロ。ヴォイシルマプッラとは砂糖バターが乗った菓子パンです。
ケースの下にある備え付けの袋に入れて。
隣の秤に乗せます。
このパンの値札にあった「19」番を押す。
バーコード付き値札がプリントアウトされて出てきました。
そのシールを袋にピッと貼ってレジで清算です。一応は秤に乗せましたが、このパンは重さに関係のない、定価っぽかったです。
これで夜中にお腹が空いても大丈夫。備えあれば憂いなし。
これは、粉コーナーで販売していたシナモンロールがプリントされた小麦粉。これを使うと本場の味になるのかなあ。
ミタ
昨日までは昼間でも5度を下回っていたのに、今日は10度に上がって雨の1日でした。雨が降ると寒いですね。
こんにちは。
今月からK系スーパーでは、店内で焼かれたパンやプッラの価格が1個あたりの表記に変更されました。同じ物を複数買う場合はバーコードシールを貼った上で、レジで個数を伝えるのですが、ちょっと面倒くさいですね^_^
>>K kauppaさん
なるほど!どうりでいつもと様子が違うと思いました。ありがとうございます。確かにちょっと面倒ですね、特にフィンランド語が分からない身としては…(^^)