北欧リストウォーマーを作りませんか？

こんにちは、暖かいと思えば、気温が急に下がったりと落ち着かない季節ですね。それでも着実に冬に向かって徐々に気温が下がって行くのでしょう。
我が家の場合、猫営業部長が夜に私の布団に入って来るかどうかで冬の到来が分ります。ちなみに3日前は入ってきましたが、昨日、一昨日は自分の（かつては夫の）椅子で寝ていました。今日は気温が下がるそうですから、また布団に入ってくるかな？
さて、今月初めのWelcome Dayで北欧の編み物の本をまとめてお買い求めになったお客さまがいらっしゃいました。海外の編み物の本をお持ちになっていらっしゃる方ならご存知と思いますが、日本の本と違って編み図が無く、単に減らし目や増し目を文字だけで書かれていたりします。
お買い求めの本もその類でしたので、この本には編み図が無いこと、デンマーク語やスウェーデン語なので、もしかしたら分らないかもしれないこと、をお客さまにお伝えしたところ、写真を見れば分るし、かつてスウェーデン語の編み物の本を英語に訳しながら編んだことがあるから大丈夫です、とお返事。
これは只者ではない（失礼！）と思い、ふと「実はフクヤで編み物のワークショップを開催してくれる方を探しているのですが？」と話しかけてみたところ「やりますよ♪」と快諾していただきました。

あらためて詳しく伺うと、そのお客さまのお名前は帯刀貴子（たてわきたかこ）さん。
著書に左の「アフガン編みのナチュラル小物」があり、他にも編み物専門誌や雑誌などに作品を提供されていらっしゃいます。

なんでもご自宅がフクヤから徒歩10分くらいのところで、その日もたまたま当店で北欧の編み物の本を扱っている事を発見し、近所だからと歩いて来られたとのこと。
そんな瓢箪から駒で来年早々に、念願の編み物ワークショップを開催することになりました！
帯刀さんは編み物だけでなく、羊毛を染色し、紡ぎ、編む、とかなり本格的にニットをやっていらっしゃいます。こんな東京の住宅街ど真ん中でそんな大掛かりなニッティングをしている方がいらっしゃるとは、全く想像もしたことが無かったので驚きました。
帯刀さんのブログ「Knitting with Handspun」では、ふわふわの羊毛が毛糸になり、最後は作品になる様子がご覧になれます。
→Knitting with Handspun

さて、帯刀さんのワークショップですが、お打ち合わせの結果、フクヤのお客さまのお好みに合わせてスウェーデンのニットの本からリストウォーマーを教えていただくことになりました。トップの写真にあるのがその本です。デザインは表紙ではなく、中にあるものから選びました、来月参考作品を頂く予定です。どうぞ、お楽しみに。
毛糸はスウェーデン「オステルヨートランド羊毛紡績」の大変品質の良いものを使います。当日は何色か持って来て頂いてご自分のお好きな色を選択します。いわば、早いもの勝ちです。
アフガン編みは専用の針がいるそうで、今回は皆さんがご自宅でも出来るように、かぎ針編みと棒針編みの作品を作ります。
これから変更があるかも知れませんが、下記の内容で3回開催いたします。
・初級1 かぎ針編みのリストウォーマー
・初級2 棒針編みをフェルト化したリストウォーマー
・中級1 棒針の編み込み模様のリストウォーマー
リストウォーマーはここ数年耳にするようになりましたが、その名の通り、リスト（手首）を温める防寒用品です。首を温めるとからだが温まることは知られていますが、帯刀さんによると首に限らず手首、足首も含めて「首」と付くところを温めると良いのだとか。
そういえば、私も去年からリストウォーマーを付け始めたところ、パソコンのキーボードを打っているときの手先の冷えだけでなく、体も温かくなった気がします。
個人的にも大変に楽しみなワークショップです。私が急にお話を持ちかけたので、開催が来年となってしまいました。それでも本格的に寒い2月には作品を活躍していただけるでしょう。どうぞ、続報をお楽しみに。

ミタ

海外のレシピ本も観光ガイド本も写真がとっても少ないですよね。日本の本は本当に使う人を考えた親切な作りですよねえ。