真相:Bersa

0714bersa.jpg

おはようございます。
一昨日スウェーデンから荷物が届きました。昨日は所用で外出していたので、今朝やっと開梱しました。

今回は、初めてシグネ・ペーションが1971年にBODANOVAで制作したガラスティーポットを2サイズ仕入れました。
左の端にある2つがそれです。

こちらは、今年(2009年)Elle Deco 4月号にこのように紹介されていたものですので、覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

このように初めてのものを仕入れたときは、出来るだけその品の背景について調べるようにしています。そのたびに自分がいかに物を知らないかということを改めて発見し、新しい知識が増えていくことがとっても楽しい。
このティーポットについては、これから調べますが、どんな物語が隠されているのか、いまからワクワクしています。

さて、同時に写真のBersa(Berså)のピッチャーとボウルも入荷しました。Bersaは1960年から1974年までGustavsberg社を代表するデザイナーStig Lindbergによって作られ、当時彼にとって最もヒットしたシリーズですし、今も多くのコレクターを持っています。
このBersaについては、過去に入荷したときに、他の商品と同じように、出来るだけ調べたのですが・・・
Bersaとは日本語で「葉」という意味では
ありませんよーーー。

ああー。すっきりした♪
このことについては2006年8月21日の記事でも、2007年12月3日の記事でも書いているので、繰り返しになってしまうのですが(だって、ちっとも広まらないんだもん)スウェーデン語で「木陰の休息所」の意味です。
スウェーデンのサイトから転用可能なBersåの写真を見つけました。
Bersaとは、例えば、こういった低木で囲まれた場所や、覆われた場所にテーブルや椅子を置いて休憩できるようにした場所のことです。

Wikipediaではこのような写真で説明されていました。

By Svenboatbuilder – Own work, CC BY-SA 3.0Link

さて、Bersaのために良く使われる木は、ライラック、ツゲ、イチイ、リンデン、ハシドイ、ブドウだそうで、樹木に詳しくない私にはさっぱり違いが分からないのですが、この中なら、ライラックの木陰なんて素敵かも。まあ、あくまでイメージですが・・・。
短い夏を楽しむ技に優れた北欧の人たち。お庭のこんなスペースでゆっくり過ごせたら、きっとリフレッシュできることでしょうね。
それにしても、こういう場所のことを日本語でなんと言うのでしょうね?
きっとアレだな、これに相当する日本語がないのが、いかんのだな。
試しに、Berså(スウェーデン語)→Arbour(英語)→東屋(日本語)と訳してしまうと、伝言ゲームのようにちょっとずつ違うものになってしまう。東屋なんていうと公園にあるような、バチー!と屋根の付いた建築物を想像してしまいますものね。
ミタ
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今日は東京はお盆です。午前中はお墓参りをして、いま帰ってきました。

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