大切に使うということ


こんにちは。デンマークからの荷物を開けていたらお昼を過ぎてしまいました。

写真はその入荷商品の中から出てきたラブリーな鍋つかみたちです。
どれもデンマーク製で、おそらく30年か40年位前のものですが、デッドストックの未使用品です。
犬柄はもう1つ有り、全部で11種類入荷しました。

さて、昨日、矢張りデンマークから7月に(!)届いたビンテージエプロンをまとめてアップしましたので見ていただいた方もいらっしゃると思います。このエプロンを洗って、アイロンを掛けた時に細かいところをチェックしたのですが、ポケットや紐が取れたり破れたりしているところを縫い直しているものも沢山ありました。
エプロンなんて、そんなに高価なものではないものを、直して直して使い続ける。最後まで捨てずにリサイクルショップに寄付したり(*1)、蚤の市で販売する。
(*1 北欧には売り上げを発展途上国や恵まれない施設に寄付する団体が経営している、リサイクルショップがあります。いつも私が行くところでは、店の規模の割には多人数のおばあさん達がコーヒーを飲みながら、のんびり店番をしていて、なんだか和みます。)
北欧の人たちだって、もちろん新しいものや、流行のものは大好きです。最新のファッションや、最先端の電子機器、久しぶりに会うとちょっと自慢げに見せてくれたりもします。それでも、それと同時に物を最後まで大切に使う、という習慣も矛盾せずに両立している。
もっともこれは、北欧に限らず、ヨーロッパでは当たり前のことなのかもしれません。海外に行ったときは時間が合えば蚤の市などを覗くのですが、日本では考えられないもの、履きつぶした靴とか、が並んでいますから。

そうして、鍋つかみを送ってくれたデンマークの人から、この写真とコメントが届きました。

「これは、私が本当に使っている同じメーカーの鍋つかみ。ぼろぼろだけど、大切にしているの。理由の1つはこのデザインが大好きだから、もう1つは夫のおばあさんの代からずっとこの家で使っているからなの。」
ああ、このシンプルな理由がすばらしい。
最近、世界的な動きとなっている「Reduce Reuse Recycle (減量 再使用 再利用)」ですが、基本はこんな風に物を愛する心の持ち方なのでしょうか。
こちらの鍋つかみは今月中にはアップしたいと思っています。(半年後かも知れませんが・・・)どうぞ、孫の代まで伝えて、穴が開くほど使ってください。

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