暖かさをプラス


今日から11月。朝晩が冷え込む季節となりましたね。我が家は昨日から寝具にブランケットを一枚足しています。
こちらは私物のグラニーブランケット。これ一枚を足元に掛けているだけでも、暖かさがずいぶんと違います。

手作りのグラニーブランケットの良さは、色の組み合わせやパターンの配置がまったく不規則なところ。それでいて統一感の取れているところには、いつも感心します。こういう自由な発想はなかなか日本人には難しいようですね。
どうもヨーロッパ人は天性の色やデザインに関する勘が優れているようで、街歩きをしているとハッとすることが良く有ります。
例えば、小さなリサイクルショップのウィンドー。季節ごとにテーマカラーに沿って、その日あるもので美しく飾っているので、いったいどんな人が、と観察しているといつもの店番のおばさんだったり。
(誰かに教わったのか、もともと感性として身についているのか、いつも基本の三角形構成にテーマカラーとアクセントカラーの選び方がスバラシイ。)
中に入るとワゴンがずらっと並んでいるような、大型スーパーに毛が生えた程度のデパートのウィンドウが、日本の一流デパート並の凝ったディスプレイなので、これも誰がやっているのかと思うと、売り場の普通の店員だったり。(スーツにデパートのネームカードを付けているので分かりました)
そうそう、マーケットの八百屋の店先も美しいこと!魚屋だってそうです!
私は、以前ウィンドウディスプレイのアートディレクションをやっていました。そのときに私自身も研修の一環として、ディスプレイの方法について勉強しましたし、プロの方にお話を聞く機会が多くありました。ディスプレイというのは、一朝一夕にはできない、とても難しいものなのだと身に染みていました。
ところがヨーロッパでは、日本のプロのデコレーター並の仕事を、小さなお店の店主が軽々と(あんなおじさんが!とか)やってのけたりしています。
これを歴史の違いとか、重みとかいうのでしょうか。いつも「かなわないなあ」とうなってしまうのです。
同じように、グラニーブランケット。こちらこそ間違いなく普通の人が作っているのですが、「なぜ、この色の隣にこれを!なぜ、このモチーフの隣にこれを!そうして、なぜこんなに統一されているのか!」とこちらも毎回うなっています。
グラニーブランケットは、今日から少しずつアップします。一つとして同じものが無いので、ご興味の引かれるものが見つかれば、と思っています。お楽しみに。

ミタ

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暖かさをプラス」への2件のフィードバック

  1. いつもお世話になっております。
    GDティーポットを心待ちにしているNと申せば分かりますでしょうか(笑)
    グラニーブランケット、春からず~~~っと待っておりました!!
    いよいよアップが始まるのですね。
    楽しみにお待ちしております。

  2. >>とろるんさん
    いやー、もうポットもブランケットもお待たせしてしまって申し訳ないです!今回の買い付けでも、ポットは見つからなかった気がします・・・。(もう既に記憶があいまい)ブランケットはまだまだ沢山有ります。徐々にアップしますので、お楽しみになさってくださいね。

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