11日目 邂逅

10月21日

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今日は日曜日。そう、なーんにもやることの無い日です。
個人経営のアンティークショップが休みなのは仕方ないとして、こんな日はせめてデパート巡りでも・・・と思ったところでストックマンもソコスもお休みです。
私が北欧に行ってまず驚いたのがこのことでした。同じヨーロッパ、キリスト教国のロンドンやパリでも個人商店はともかく、デパートくらいは開いていたと思う。(記憶が古くて定かではないが)
敬虔なカソリック国のアイルランドだって、お昼からは営業していたはず。
なのに、北欧ではデパートもモールも閉まってしまうのです。(時期や場所によっては、営業していることもあるかも?)

観光なら日曜日は美術館巡り(美術館はたいてい月曜休みです)という手も有るのですが、買い付けの場合は移動日にするか、アンティークショップにあらかじめ予約を入れて開けておいてもらうかにしています。
もちろん、今日も抜かりはありません。フィンランド在住の日本人女性、Eさんとお昼に会うお約束済みです。
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それまではブラブラと市内散歩です。
お天気に恵まれ、寒さも散歩にはちょうどいい。適当にトラムに乗って変なところに出ちゃって帰り道が分からなくなるのも、妙に楽しい。もちろん、これは治安のいいヘルシンキだから言えること。
国によっては”迷って楽しい”なんて口が裂けても言えない所もあるので、絶対に気をつけてくださいね。
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街歩きに欠かせないものは、コンパスと地図。前回の買い付けでコンパスを持ってきた私を、初め思いっきり馬鹿にした二人ですが、旅の終わりには「次は私も持ってくる」と言うほどになっていました。
今回もコンパス大活躍の巻。お勧めの旅の必需品です。(方向音痴の私たちには)
もっとも、あんまりのんびり散歩しすぎて、Eさんとの約束の時間に遅刻しそうになって大慌てする羽目になったのですが。
Eさんとフィンランド人のご主人には、普段行かないような風光明媚な場所に連れて行っていただいて、思いもかけないリフレッシュが出来ました。
改めて、フィンランドって本当に森と湖の国。自然が美しいところなのですねえ、と実感。買い付けばかりで、余裕の無い毎日に潤いのある一日でした。
明日は朝早くから出て、日本へと長い旅となります。
Eさんを初め、今回は新しい出会いがいろいろありました。邂逅というものを大切にしたいと感じる旅でした。
買い付け日記もこれで終わりです。次の買い付けは来年3月の予定です。

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さて、話は変わりますがこちらはARABIA工場。
今回、ファクトリーショップで工場見学について尋ねて見たところ、ハンサムな店員さんが、「工場見学は夏の間-6月くらいからと思うのですが-は毎週無料で行っているのですが、今の時期は予約制で有料になってしまいます。
料金は人数によって違って、お二人だと35ユーロじゃないかと思うのですが・・・。」
「35ユーロ!高いですね!」と答えると、彼は悲しそうな顔で「ええ、そうなんですよ。人数が増えると割安なのですが・・・」と。
とはいえ、飛行機代の高い夏のシーズンに買い付けに行く予定はありません。
そこで、ご提案なのですが、どなたか来年の3月にヘルシンキに行く予定の方はいらっしゃいませんか。もしかして、酔狂にもfukuyaスタッフと工場見学してもいいなんて方はいらっしゃいませんか?
見学の予約はこちらでいたしますので、当日ARABIA工場の前で待ち合わせしませんか?
次回買い付けの日程が決まったら、またこちらのブログでご報告します。その時に一緒に見学してもいいわ、なんて方がいらっしゃったらご連絡ください。10人くらいだと60ユーロくらいで見学できるそうですから(未確認です。ごめんなさい)8人くらい集まれば、料金は一人6ユーロくらいかな、と思っています。
それでは、よろしくお願いします。
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ミタ

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