ここに写っているカップとシュガーボウル&クリーマーはどれも「クロッカス」という名です。手前はスウェーデン、グスタフスベリ製でMargareta Hennixがデザインしたもの、奥はフィンランド、アラビア製のクロッカスでデザインはEsteri Tomulaです。
北欧同士とはいえ、クロッカスの花を同じようにモチーフとして取り上げているのが気になって、知り合いのベルギー人にちょっと聞いてみました。
「ねえ、クロッカスってあなたたちヨーロッパ人にとって何か特別な意味があるの?」
「そうね、冬が終わって真っ先に雪の上に咲くのがスノードロップなの。でもこの花は白いから雪の上じゃ、あんまり分らないのね。その次に咲くのがクロッカス。野原一面が黄色や紫に覆われてね、春が来たなあって思うのよ。」と、うっとり顔で答えてくれました。
なるほどね。ベルギー人でさえこうなのですから、もっと冬の厳しい北欧の人たちにとっては、まさに「冬が終わった!」と喜びを感じる花なのでしょうか。
アラビアのクロッカス、モノクロのカップ&ソーサー入荷予定です。入荷次第Fukuyaホームページと、このブログにてお知らせします。お楽しみに。
ミタ