こんにちは、報告が遅くなってしまいましたが、9月7日にスウェーデン語教室の花水先生主催「スウェーデン語料理教室」に参加しました。
教わったのは
前菜:ブリニのとびっこサワークリーム乗せ(Blinis med löjrom)
ブリニ、という小さなパンケーキにサワークリームと赤玉ねぎ、とびっこ(飛び魚の卵)を乗せたものです。最後に北欧らしくディルを乗せて完成です。
ブリニはそもそもロシアのパンケーキなのですが、今はスウェーデンでも一般的な食材とか。ふんわりしたブリニと玉ねぎのしゃきしゃき、とびっこの塩味が美味しい前菜でした。
メイン:フィスクブッラのアメリケーヌソース(Fiskbullar med hummersås)
白身魚のすり身団子(フィスクブッラ)をエビの殻から作ったアメリケーヌソースでいただきました。
フィスクブッラは共働きが多いスウェーデンでは、親が手軽に子どもに与える缶詰料理の代表だそう。そのため大人になると「食べたくないものNo1」のお料理だそうです。
花水さんもフィスクブッラを教えると言うと、スウェーデン人にかなり驚かれたとか。実は私も缶詰のフィスクブッラを食べて、あまり美味しいものではないと思っていた一人でした。
ところが、そのお手軽料理もちゃんと手をかければ美味しくなるんだよ、と証明してくれたメニューです。今回はソースから手作りなので、材料の殻と頭を取り去って余った(!)エビの身もタラのすり身に混ぜました。
しかも、単に団子に丸めるのではなく、一旦このように棒状にしてバターソテー。表面をこんがりとソテーしたものを輪切りにします。
そうすると切り身がこのように美しい。しかも周りのカリッとしたところと中のふんわりした食感のコントラストが楽しめると言うことでした。
ほんのりとエビの赤が♪エビ好き、魚好きなので、大変美味しくいただきました。
デザート:スモーランド地方のチーズケーキ(Smålänska Ostkaka)
最後はスウェーデン風のチーズケーキです。なんと、牛乳からチーズを作るところからスタートしました。牛乳を温めて、花水さんがスウェーデンから密輸(?)したレンネット(凝乳酵素)を加え、待つこと45分。おぼろ豆腐のようなチーズが出来上がりました。自分でチーズを作ったことがないので、感動。
そのチーズに様々な材料を加えて焼き上げるのですが、味のポイントはビターアーモンドのすりおろし。ビターアーモンドは毒性があり、たくさん食べると死に至ることもあると、日本では発売されていないそうです。
今回はカッテージチーズを使ったお手軽バージョンも一緒に作りました。それも美味しかったのですが、やっぱりフレッシュチーズの方が味が数段上でした。手間をかける価値はありますね。
作っている間は夢中で、料理過程の写真が1枚しかありませんでした。花水さんのサイト”Mina samlingar“にチーズが出来上がった感動の瞬間を初め、様々な調理中場面がありますので、どうぞご覧下さい。
スウェーデン料理教室は、これからも不定期で開催されるそうですので、ご興味がある方は花水さんのサイトからコンタクトを取ってくださいね。
ミタ
スウェーデン料理教室には私も生徒として顔を出すこともあります。でも恥ずかしいので、そっと見守ってくださいね。