しばらくアップが滞っている間に既にフィンランドに移動しているのですが、デンマークの次に訪れたスウェーデンのお話し。
デンマークからフェリーでスウェーデンの南部のスコーネ地方へと移動して海岸近くの宿へ。遥か彼方にデンマークが見えるはず。
ところで、3月27日に終わったはずのイースター飾りがあちこちにまだ残っていました。カラフルな羽を木につけるのが、スウェーデン流。何故羽を飾るようになったのか起源ははっきりとはしないそうですが、気温の低い北欧ではまだ花が咲かないので、その代わりなのかな?
特に今年は移動祝日のイースターが3月終わりと比較的早かったので、木々の緑もまだまだ少なく、カラフルな羽が景色を明るくしていました。
スウェーデンで一番最初に行ったのは森の中のディーラーさん。
ここはスウェーデンだけでなく、ノルウェーやデンマーク、時にはフィンランドの物まで幅広く持っているので、助かります。大小さまざまなアイテムを90点くらい買い付けました。
ディーラーのマデレーンさんはお菓子名人。現在発売中の「北欧スタイルの部屋づくり」でご紹介したシルビアカーカはマデレーンさんに教わったものです。マデレーンさんに掲載ページの写真をお見せしたら、とても喜んでくれました。
そのマデレーンさんからの「今日はディナーを用意している」の言葉にびっくり。
牛肉をビールとサフトで柔らかく煮込んだものです。サフトとはスウェーデンで伝統的に作られているベリーのジュースです。煮込んだ汁を使ったソースをかけて茹で野菜と一緒に頂きます。
添えられている赤いものは、ポートワインのジェリー(右の瓶)。地元の生産者が販売していたから初めて買ってみたそう。甘いジェリーがお肉に良く合います。
これで終了と思いきや、デザートのケーキまで!
食べてみてクリームの下のサクッとした食感を不思議に思い尋ねると、土台はメレンゲだそう。「ブリットマリーのメレンゲケーキ(Britt-Maries marängtårta)」といい、250度に熱したオーブンの火を止め、メレンゲの材料となる、砂糖を入れて泡立てた卵白を中に入れ一晩放置する、という大胆なレシピ。焼きあがった土台にはレモンカードと生クリーム、好みのフルーツを飾りつけるそうです。
面白い!変わったレシピを聞くと作りたくなる気持ちがモリモリと湧き上がるのですが、材料の卵の多さにやる気が萎える…。大勢集まる時に作ろうかなあ。