ブドウと北欧

先月末に地元の農園が開催しているブドウ狩りに行ってきました。意外かも知れませんが、地元の世田谷区にはブドウ農園がいくつかあって、毎年夏の終わりにブドウ狩りを開催しています。

真剣に選んでいるところ

今年はもう終わってしまいましたが、来年参加したいとお思いの方のためにリンクを貼っておきますね。例年8月の半ばになるとスケジュールがアップされます。
世田谷ブドウ研究会

ブドウと言えばノルウェーのFiggjo(フィッギョ)製のフルーツプレートSicilia(シシリア)が入荷しています。デコレートデザインはTuri Gramstad Oliver(トゥリ・グラムスタッド・オリヴェール)。全6柄入っていましたが、2柄は売れて、今は4柄が残っています。

その4柄の中にブドウを食べているシーンが、男の子と女の子のそれぞれ1枚ずつ。

ブドウが生育できる北限はどこか知らないのですが、少なくとも北欧は気候の関係でブドウが出来づらいはず。このお皿のタイトルがイタリアの地方名からも分かる通り、ブドウを含め豊かに実る果物は北欧の人にとって南欧のイメージがあるのでしょう。ちなみに、Turiによるフルーツプレートは、もう一つあり、シリーズ名はCorsica(コルシカ)。これも同じくイタリアの地名です。

ところで、先日運営している北欧レシピの姉妹サイト『北欧のおやつとごはん』にルッセカットにレーズンが入っているけれど北欧ではよく料理にレーズンを使うのかと質問が来ました。先ほど書いたようにブドウが栽培できないのでレーズンを使った料理は無いのでは、と思ったのですが、たまたまスウェーデン人と話したので念のために聞いてみました。いわく、今は流通しているからシリアルなどに入れて食べるけれど、昔は貴重品だったからクリスマスの特別なお菓子に使っていたと。想像通りではあったのですが、ちゃんとスウェーデンの人に確認できて良かった。

ところが近年は地球温暖化の影響で今まで作れなかった寒い国でもワインの生産が可能になったと聞いたことがあります。そういえば、ここ数年スウェーデン産のワインが日本でも販売されるようになりましたね。これも地球温暖化の影響かと調べると、スウェーデンではブドウを輸入するか、温室栽培でワイン用のブドウを小規模で生産をしていたのが、寒冷地でも生育する新種を作ることで南のスコーネ地方で生産可能になったとか。

良かった、そこまで温暖化が進んでいるわけはなくて。以前そもそも南国の作物である米が日本に上陸してから寒さに強い品種が出来て全国で栽培できるようになったと聞いたことがありました。品種改良がもっと進んで、そのうち、スウェーデンより更に北のノルウェー産ワインが登場する時代になるかも知れませんね。

【この記事をシェア】

コメントを残す

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る