コロナの影響で聖ウルホの日を思い出した

アイルランドの祝日、3月17日の聖パトリックの日について耳にしたことはおありでしょうか?アイルランド発祥のお祭りですが、今やアメリカを始め世界各国でアイルランド系の人たちによって開催されています。なんと日本でも30年ほど前から東京でパレードが開催され、年々全国に開催地が広がる勢い。

家人がアイルランドの大学院で学んだ縁で、今まで見るだけだったパレードに去年初めて参加しました。ただ歩くだけの私たちは、あまりにも芸がなく恥ずかしかったので、次はもうちょっと何か考えようねと話していたのですが、なんと今年はコロナの影響で中止。

本当なら(日本は17日直近の日曜日に開催なので)明日の15日にパレードだったのだなあ、と考えているうちに、聖ウルホの日を思い出しました。

聖ウルホの日とは、フィンランド系アメリカ人(フィンランドも貧しく19世紀後半から20世紀前半に多くの人が移民した)が、聖パトリックの日を真似して、1956年に創作したでっち上げの聖人の日。でっち上げに至るまでの話に興味のある方は2016年の過去記事を読んでくださいね。

聖ウルホの日については2018年にも書いていました。どうも2年ごとに思い出すようです。

聖ウルホの日のお祭りは北欧系移民の多いミネソタ州で開催され、シンボルカラーのロイヤルパープルとナイルグリーンで身を包み、シンボルアイテムのバッタの張りぼてを持って練り歩くそう。 そしてサワーミルクを飲み、フィンランドのフィッシュスープを食べるとか。

そこで、聖ウルホの日のフィッシュスープ『kalamojakka』を作って、聖ウルホの日のシンボルカラーをイメージしたコーディネートをしてみました。

今にもバッタが飛び出してきそうなクロスはフィンランドTampella(タンペラ)のビンテージ(私物)。スーププレートはアラビアのNeito(ネイト)です。

ちなみに、聖ウルホはフィンランドからバッタを追い出した、そうです。

もちろん嘘ですけれどね。

ミタ

聖ウルホの日の食べ物についての面白い裏話、そしてフィッシュスープのレシピは別ブログ『北欧のごはんとおやつ』にアップしています。ご興味のある方はそちらを参考にして下さい。

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