スコットランド人はケチなのか

春の北欧買い付けで、久しぶりにハンデルスバンケンのスコッチテリア(Skotte)プラスチック貯金箱を買いつけました。
この貯金箱は子供が口座を開設した時にプレゼントされるものです。貯金箱を開ける鍵は銀行が持っていて、自分で開けることが出来ません。お金が溜まったら銀行に預けに来てね、という意味です。
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同じシステムでは、フィンランドのノルデアバンクのシロクマ貯金箱が日本でよく知られていますね。そういえば、ノルデアバンクもスウェーデン系ではなかったかな?
下の写真は2009年にフィンランドから仕入れた時のもの。その数年後、あまりにも日本で人気が出たためか復刻され、仕入れる事はなくなりました。実際に使われていたシロクマ貯金箱には、しばしば鍵をこじ開けようとした努力の痕跡が見られるものもありましたが、復刻版には鍵が付いているそうなので子供にとっては嬉しいかも。
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さて、話をハンデルスバンケンのスコッチテリアに戻します。このスコッチテリア貯金箱はハンデルバンケン創業90周年を記念し1961年に、グスタフスベリのデザイナーであったスティグ・リンドベリに依頼して作られました。赤と青がメインで作られましたが、特色の黒と金もあるそう。
貯金箱の横に置いてある陶器のスコッチテリアは、大中小の3サイズ作られ、顧客の貯金額に応じてプレゼントされました。もちろん、貯蓄額が大きいほど大きなサイズ。写真のは一番小さなサイズです。ビンテージ市場では大きくなる程に希少性が高まります。
スウェーデン企業なのになぜスコッチテリアなのか、と誰もが思うところではないでしょうか(思わないかな)。聞くところによると、スコットランド人は倹約家で知られているので、それにちなんだとか。それだけでなく、あるスウェーデンのスコッチテリア愛好家が、面白い説を唱えていました。
いわく、当時のハンデルスバンケンの重役だったGustaf WesterlundのパートナーSven Sundquistがスコッチテリアの著名なブリーダーだったのが理由ではないかと。このパートナーが仕事のパートナーなのか私生活のパートナーなのか、文章からは分かりませんでしたが、とにかく親しい人にスコッチテリアのブリーダーがいた為に、スコッチテリアを思いつき、そういえばスコットランド人って倹約家だから丁度いいんじゃないかな、となったという話です。
これはこれで有りそうですね。
陶器のスコッチテリアは既にアップ済み。プラスチック貯金箱は今月中にアップします。
Handelsbankenノベルティ Skotte (小)
ミタ

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