漂う青のブローヒュサール

グスタフスベリのブローヒュサール(Blå Husar)の大きなモーニングカップが久しぶりに入荷しました。
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ブローヒュサールはスティグ・リンドベリによるデザインで、製造期間は1968年から73年です。ぼんやりと滲んだ青い絵付が特徴で、この滲み具合は一点一点異なるため、ある意味ネットショップ泣かせ。お求めの方には、たった一つの自分好みの滲み具合を探す楽しみがあります。
この滲んだ青をスウェーデンでは「flytande blått」と呼んでいます。Google翻訳の力を借りて、英語に直訳すると「liquid blue(リキッドブルー)」。そのまま日本語にすると「青の液体」。青のデコレートが液体のように漂っている様を表現したのでしょうか。
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リンドベリは昔の絵付方法を再現することでリキッドブルーを完成させた、と資料にはあります。その方法が何のか良く分からないのですが、以前チラリと「塩を使う」と読んだことがあります。いったいどこで見たのか、さっぱり思い出せません。こういうのは、その時に必ずコピーを取るなり、メモするなりしないといけないですね。ただ、記録していなかったのは、塩をどう使うのか記載していなかったのは情報として価値が無いから、と思った記憶があります。
一旦ブローヒュサールから離れて、一般的な陶磁器の絵付方法について色々調べたところ、大阪美術専門学校の研究資料に、可溶性金属塩を顔料に使うと「滲み」や「ぼかし」が現れる、というものがありました。
塩は塩でも塩違いのような気もするし…。理系でないので、全然分からないなあ。もうちょっと調べるとして、さて、ブローヒュサールのモーニングカップは来週アップ予定。プレートは既にアップしています。プレートについては下記リンク先からどうぞ。
Gustavsberg Bla Husar ディナープレート
ミタ

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