スウェーデンで苦手なハグを克服

こんにちは。イベント続きで滞っていた買い付けレポートの続きです。ちなみにそのイベントなどについては、みんなが忘れたころにアップできると思います。
ここは最近よく滞在しているスウェーデンの西側の海岸沿いの街。ゆっくり浜辺を散歩したいなあと思いつつ、いつも時間が取れないのが現実です。
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この街に来て最初に立ち寄るのは近くのスーパー。滞在はホテルではなく、一軒家(の半分)を借りているので、まずは食料品の買い出しです。
いつものスーパーにいつもの通り行くと、いつもは見ないものを発見しました。『世界一臭い』と言われる発酵した魚の缶詰、シュールストレミングです。実はスウェーデンで販売しているのを見たのは初めて。
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シュールストレミングはスウェーデン北部の食べ物なので、スウェーデン人でも食べたことの無い人は珍しくはありません。滞在先は南西部なので今まで販売していていなくても不思議に思ったことはありませんでした。好奇心に駆られて、帰宅して調べると、シュールストレミングは4月から5月に獲れたニシンを仕込んで、食べごろの8月第3木曜日に販売が開始されるとか。
なるほど、いつもの買い付けは4月ごろと10月ごろ。それが今回はキノコ狩りとブルーベリー摘みが目的で秋の買い付けを9月初めに早めたので、販売時期に当たったのですね。
そしていつもの時期には無い物を再度発見。
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8月から9月にかけてのスウェーデンの風物詩、ザリガニパーティーグッズです。この反対側にも紙帽子や月男の提灯など、ザリガニパーティーには欠かせないグッズが並んでいました。
さて、肝心の買い付け。
確実に物が集まるよう、あらかじめ予約しているディーラーさんを訪問するのが主ですが、空いている時間にはショップ巡りも欠かせません。大抵のショップは10時、11時、遅いときはお昼過ぎにオープンするのですが、写真の場所は朝の8時から開いているので、まず最初に行く場所です。
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とはいえ、99.9%がガラクタで、今回も40分間で4個しか見つかりませんでした。まあ、本番前の時間つぶしになるし、中庭の大きなバーベキューセットで焼いているソーセージを挟んだホットドッグが食べられるし、いいんじゃないの、と思っています。
店内(正確には”倉庫”かも)を物色していると向こうからニコニコしながら近づいてくる口髭の男性。「あー!」と大きな声が出て、思わず抱きついてしまいました。すっかり痩せて姿が変わっているけれど、それは確かに病で休業状態だった10年来のディーラーさん。1年ぶりの再会です。
彼が病になったのは2年ほど前。それからは訪問先の他のディーラーさんたちから「オークション会場で会うことが無くなったわ」「癌じゃないけれど相当悪いらしい」「行ってもお店は開いていないはずよ」と噂を耳にして、ずっと心配していました。
「体はどう?」「見たとおり」「仕事は?」「暫くしたら再開するから」そうして「悪い癖が抜けなくてね」と買い付けたらしい古いランプを掲げて「来年会おう」と笑って去って行きました。
私は西洋の習慣「ハグ(抱き合っての挨拶)」が大の苦手。北欧は幸い(?)もっと苦手な頬にキスはないのですが、親しい間柄ではハグは当然の挨拶。ところが、いつもどうしても腰が引けてしまうのです。
なのですが、今回の買い付けで、初めて自分からハグを2回しました
1回目はサマーハウスで歓待してくれたエバさんとラースさんと別れるとき、2回目はこのディーラーさんとの邂逅。本当に嬉しいときって腰が引けないんだなあ、と実感して、ハグの苦手意識を克服できたような気がします。
買い付けは、その後こんな物たちや
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こんな物たち。
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スウェーデン以外にもフィンランドやデンマーク、ノルウェーの製品もバランスよく集めることができました。
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珍しい物、変わった物、人気の物、色々揃えましたので、そのうち個別に取り上げてご紹介したいと思っています。どうぞお楽しみに!
ミタ

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