イギリスのインテリア編

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こんにちは。
今朝、イギリスを出てベルギーへ向かいました。いまはベルギーの首都、ブリュッセルにいます。
ベルギーまでは約1時間。海を越えるとはいえ、距離としては国内旅行程度ですので、飛行機もこんなに小さい。

5日間、ゆっくりさせてもらった姉の家は、80年くらい前の平均的なイギリスの郊外住宅。中は姉の趣味でかなり手を入れたそうですが、北欧と比べると、同じヨーロッパでも壁の色が白くないのがイギリスらしいと言えるかもしれません。
リビングはピンク色。私も以前住んでいたマンションでリビングの壁をピンクに塗っていたのですが、これが意外と落ち着くのです。

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手前にあるのはイギリス製のビンテージ家具。ロッキングチェアーなのですが、ロッキングの部分が直接床に触れないので、床板が傷まないところが気に入ったとか。
詳しい額は忘れましたが、椅子の生地を張り替えたら、本体の何倍もしたそう。
奥の2客は、イギリスで見つけたデンマーク製の椅子です。これはフォルムの美しい、ウェグナーのGE290シリーズ。

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ちなみに庭に面したこの部屋で使っているソファーもウェグナーのGE290シリーズです。
好奇心から金額を尋ねると「椅子2脚とソファー1脚で1000ポンドか1500ポンドくらいだったかなあ?」ということでした。現在のレートでは20万円程度でしょうか。

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その安さに驚き「イギリスではこの値段は普通なの?」と尋ねると「ほかと比べたことが無いから分からない」と。
確かに姉の場合は食器も家具もビンテージなのですが、特に好きとか集めているわけではなく、たまたま行った蚤の市やアンティークフェアーで気に入って金額的に合えば買ってくる、といった風なのであらかじめ価格を想定しているわけではありません。
これが古いものが自然に生活に溶け込んでいる、イギリスならではの暮らし方なのかもしれません。
ちなみに、この部屋で使っているテーブルはイギリスのG-Planという1950年代頃のものとか。コレクターもいるシリーズですが、姉にとってはこれも、たまたま気に入ったものがそうだっただけなのでしょう。

これはキッチン。最近新しくしたそうです。
イギリスでも北欧でも電熱コンロ(IHではなく電気で熱くする)が主流なのですが、料理好きの姉はガスコンロです。

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ヨーロッパは強い火で一気に仕上げるよりも、弱火でコトコト煮る料理が多いこと、電圧が高いので容易に熱くなることが電熱コンロが主流の理由かもしれませんが、意外だったのはガスに恐怖心を抱いている人がいるということです。
アイルランドで「いまだにガスコンロの家があるわよねー」「そうそう、怖いわねー」と会話が聞こえたので「どうして?」と尋ねると「だって爆発するかも知れないじゃない!」と返答が来て、そんなバカなとびっくり。
ところが、私の滞在中に本当にガスコンロによる爆発事故があり、イギリスでも何年か前にガスコンロの爆発で住民が亡くなる事故があったそうです。
これは、想像するに50年、60年と古い家が多いので設備の老朽化があるのでは。また、イギリスの事故では何度も住民がガス臭いとガス管理会社に訴えていたにもかかわらず、無視されていたとか。もしかして迅速な対応をしない国民性も関係有るのかも。
そういえば、ハンガリーの由美さんも料理が好きなので新しいキッチンはガスコンロにしたのですが、ハンガリーの法律でガス管は壁の裏ではなく露出することが決められているとか。これも安全管理が理由なのでしょう。

最後にダイニング。奥にある机と椅子はイギリスの小学校で使われていたものだそうです。

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これもどこかの蚤の市で見つけたのでしょうね。
さて、長い骨休みを済ませ、明日から仕事モードが始まります。
ところが、ベルギーは今日も明日もあさっても、ずーと雨で寒い日が続くそう。イギリスも10度を下回る寒さでしたが、明日からもっと気温が下がりそうです。日本の秋くらいの服しか持って来ていないので、ちょっと困りました。
まあ、あんまり我慢できなったらH&Mで何か買います。幸い日本と違って1年中、それこそ夏でもニットが手に入りますので。

ミタ

寒いのはともかく、雨は気持ちが萎えますね。でも明日イギリスは最低気温が氷点下になると、さっきニュースで言っていました。それよりマシかな。

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イギリスのインテリア編」への4件のフィードバック

  1. 順調に過ごされているようで何よりです(^_-)-☆
    それにしてもお姉さまのお宅が素敵過ぎ(*^O^*)
    広くて使い心地の良さそうなキッチンも羨ましい・・・

  2. ついに本格買い付けが始まりますね。お仕事がんばってください。
    趣味のいいお姉さまの各お部屋、色も形もシンプルで素敵ですね。美しい。。80年前の家っていうのもすごいなあ。暖炉ってホントいいなあ。ビンテージの椅子たちもそれぞれ個性的なのにさりげなく自然なところが好いです。余計なものだらけで目にやかましい我が家を深く反省。

  3. うわー、素敵なお宅ですね~!姉妹揃ってこんなにセンスが良いのはやはり血筋でしょうか。家中ゴタゴタ&チグハグの我が家をどうにかしたい気分になってしまいました。:D
    ところでアンティーク商をやっている義兄がいます。一度「何故アンティークなの?」と聞きましたら「古くても、いや古いからこそしっかりしていて半永久的に使えるものがある。俺流のリサイクルだ」と言ってました。ただのヒゲ親父かと思ってた義兄ですが、このときだけはかっこいい~と思ってしまいました。
    残りのヨーロッパ滞在、大いに楽しんできてくださいね!レポートの更新楽しみにしています♪

  4. >>★ツカッチ★さま
    こんにちは!なんとか無事にイギリスに到着しました~。
    このキッチンには秘密(?)があって、コンロが僅かに高すぎて下に台が置いてあるのですよ・・・。
    >>k7さま
    はい、今日はたっぷり買い付けてきました。
    それについては落ち着いてから・・・。
    暖炉はいいですよねー。本当は暖炉つきの家を建てたかったのですが、日本ではあまりにも非現実的で断念しました。煙突掃除屋さんなんて簡単に見つからなさそうですし。
    >>メグミさま
    ええ!お義兄さまがアンティーク商?うーん意外!いつか仕事の上で会ってしまったりして・・。手仕上げの部分が多い古いものって本当に長く持つものなんですよねー。お義兄さん偉い!

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