そして帰国

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4月21日。いよいよ買い付けが終わり、帰国の日となりました。デンマークのカストラップ空港へ行くためにスウェーデンのマルメへ移動。カストラップへはここから電車で40分ほどの距離です。
マルメの中央駅の前には国旗がたなびいていました。青に黄の十字はスウェーデン国旗、そして赤に黄の十字はマルメも含まれるデンマークに隣接しているスウェーデンのスコーネ地方の旗です。
この地方は長くデンマークの領土であったためデンマークの影響を強く受けています。実際建物もカラフルなスウェーデン風に対し重厚なレンガ作りのデンマーク風が目につきます。スコーネ地方の人たちの中にはデンマークに親しみを感じる人も多く、デンマーク国旗の赤地にスウェーデン国旗の黄十字を合わせた旗を地方の旗として掲げています。
スウェーデンのジョークに「スコーネにくさびを打って引きはがしてデンマークへ渡しちゃえ」というのがあり、そのジョークを言いながらスウェーデン中部出身のマリアはケラケラ笑うんですよね。日本人の私には言いたい事は分かるのですが、何が可笑しいのかさっぱり分かりません。
さて、マルメに移動する前日には梱包を終えた買い付け品を全て、友人の家で預かってもらいました。彼女のスウェーデンらしい赤い壁の家では、飼い猫がおっとりと春のあたたかな日差しのなか歩いていました。
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隣接する牧草地には1週間前に生まれたばかりの子羊が3頭。ミルクをやっているのは友人の息子さんです。
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ここからまとめて発送をします。こうして、スウェーデンでの買い付けが終了しました。
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マルメでは最後に少しいいものを食べようと、以前何回か行ったことのある本格シーフードレストラン「Johan P(ヨハンP)」の鮮魚店に隣接したリーズナブルなカジュアルレストラン「Lilla P(リラP)」のスープランチを目的に向かったところ、別の場所に移転していました。
新しい場所でもリラPを探したのですが、見つけることが出来ず、出発の時間が迫っていたので、これも縁とヨハンPの方で予定よりも少し贅沢な食事をする事にしました。
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前菜のサラダにニシンのソテーにリンゴンベリーソース、165クローナ(現在のレートで約2360円)。お肉だけでなく、魚にもリンゴンベリーを使うのですね。テラス席の食事はそれだけでもご馳走でした。
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そして電車でカストラップ空港へ。可愛いお父さんと息子のペアルックを見たので写真をパチリ。二人ともチェックシャツなのですが、お父さんは大きなブロック、息子さんは小さなブロックと体の大きさに合わせて柄の大きさを違えているのが、縮小コピーのようで、面白いアイデアです。
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そして搭乗時間が迫ってきました。さようなら、北欧。
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一眠りして、約10時間後に成田に到着。到着ゲートを出たら、ここ最近は見ないことの無い「Youは何しに日本へ?」のスタッフの人たちが今回も立っていました。
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その取材を潜り抜けたと思われる、カヤックを持ったYouが宅配カウンターにいました。日本のどこへ行くのでしょうね。彼の滞在が良い思い出になりますように。
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ミタ

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