オスロでコーヒー休憩

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さて、オスロぶらぶら歩きの続きです。
ぶらぶら歩いていると、可愛らしいものに遭遇しました。

麦の穂を束ねた小鳥用の給餌場。

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気を付けて見ていると、建物の壁面や、家の玄関先などあちらこちらにあります。

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これは、南に渡らずに越冬する小鳥のために、クリスマスイブに設置する北欧の習慣です。クリスマスカードや飾りのモチーフにもしばしば取り上げられています。

そもそもは、北欧神話のトール神の連れている山羊への捧げものとして始まったのですが、キリスト教化に伴い神の使いである小鳥たちへの捧げものへと変化したそう。

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トール神の写真:”Thor’s Battle Against the Jötnar (1872) by Mårten Eskil Winge“. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

ノルウェーに限らず、フィンランドやスウェーデンでも見られ、スウェーデンのクリスマスマーケットに行った方に伺うと、マーケットで販売していたそうです。北欧のクリスマスの風物詩ですね。

コペンハーゲンでは無かった美しい真冬の雪景色…

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を、歩いていたら心底冷えてきて、徐々に危険を感じてきたので一時避難することにしました。

海外第1号店を東京に開いたことで話題になった、カフェ「フグレン」。

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扉を押して店内に入ると、レトロな空間が広がっています。

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日本人のスタッフ発見。許可を取って撮影させていただきました。

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ちなみに写真に何となく紗がかかっているのは、今流行りの”ゆるふわ”写真を狙ったわけでなく、急激な気温の変化で一気にカメラのレンズが曇ってしまったのです。

多分、外と中では30度くらい違う。

窓辺に”クリスマスの星”が下がり、人が少なく、クリスマス休暇の穏やかで温かな空気が漂っています。

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コーヒーで暖まっていると、素敵な同席者が登場。北欧ではベビーカーごと外に赤ちゃんを寝かしたままにすると聞いていたので、ベビーカーを押しながら彼がカフェに近づいてくるのを注目していたのですが、中身(子ども)ごとカフェに入って同じテーブルに。

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可愛らしい中身。年を聞くと2歳だそうで、もう赤ちゃんではないので、ベビーカーに残すには大きすぎでしたね。ニットのつなぎが温かそう。

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外で寝かせるのはマイナス10度までは大丈夫と言われているそうです。ベビーカーを覗くとたっぷりの毛布が敷かれていましたし、この子も厚い上着や帽子を着せられていました(これは上着を脱いだところ)ので、案外寒くはないのかも知れませんね。

この子にノルウェー夢ネットの青木さんに教わったノルウェー語、Hei (ハイ/こんにちは) 、Takk(タック/ありがとう)、Ha det(ハデ/さよなら)の3つでコミュニケーションを試みると、見事、別れ際には「ハーデ!ハーデ!」と盛大に手を振ってもらえました(もちろんお父さんは英語が堪能)。
と、身も心も温まったところで、またしてもマイナス10度の世界へ。
つづく

ミタ

たった半日の滞在なのになかなか終わらなくてすみません…。ノルウェー編はあと2回くらい続きそう(と思います)。

フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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