今だから、ガラス

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おはようございます。
フクヤは毎年、春と秋に買い付けに行きます。春に行くときは夏向けにガラスを、と思って行くのですが、そうは問屋が卸さないことが回を重ねるうちに分かってきました。
現地のガラス製品の在庫は春には薄く、秋には多い。初めて春に行った時、秋にあんなに有ったカステヘルミやファウナなどが、ショップからずいぶんと減っていることに驚き、拍子抜けしたものです。
これは、どうも現地アンティークショップの仕入れ方法に関係があるのでは、と想像しています。
というのも、彼らは蚤の市、時にはオークション、そして一般の方からの買取りが仕入れの方法のようです。なので、一般の方が夏に使うかもと処分を見送ったガラスを、秋になると「今年もやっぱり使わなかったわ。思い切って売っちゃおうかしら」と放出する人が続出!なのではないか、と睨んでいます。(もしかしたら、単に春にはガラスがよく売れて品薄になる、と言うだけかもしれませんが・・・”放出!”のほうがなんとなく想像すると楽しい。)
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さて、そんなわけで、秋から冬にかけてガラスがいろいろと入荷していたのですが、その中に今回、初めてファウナの淡いグリーンがフクヤに来ました。
実は私はこの色を見たのは初めて。ファウナは14年間と言う比較的長い製造期間の間、定番の色以外もたまに制作していたようで、時々こうして珍しい色が入ってきます。珍しいと言えば、ピンクが入荷したこともありました。
いったいどれくらいのバリエーションが作られたのか。現地のショップでもここら辺はよく把握していないようで、ファウナ、意外と奥深いようです。これから、あっ!という色に出会えるかもと思うと、ちょっと楽しみ。
春の声が聞こえてきた今、そろそろフクヤもガラス放出です。

こんな作品を作るToikkaさんはきっと面白くて、素敵な人なのだろうと、Arabiaの方に「偶然でいいから会ってみたい」というと「あー。昨日ここに来ていたのにー!」ということでした。がっくし。

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