リンゴの季節ですね

11月はリンゴの季節です。リンゴ農家のサイトを見ると、11月の中ごろが最盛期とか。
コーヒー白樺を作ってもらっている、珈琲香坊さんが今月に入ってから「タルトタタン」「タルトタタン」とTwitterでもブログでもしきりに書いていらっしゃるので食べたくなりました。
タルトタタンとはリンゴを使ったお菓子。フランスのタタン姉妹がリンゴのタルトを作ったときに、うっかりタルト生地を入れ忘れ、あわててリンゴの上にタルト生地を乗せて焼き、ひっくり返したところリンゴの表面が焦げて出来たキャラメルが香ばしく大好評、と偶然から生まれたお菓子とか。
紅玉が手に入ったので、作ることにしました。
リンゴを煮て、キャラメルを作り、適当な型にキャラメルを流し、リンゴを並べて、タルト生地を乗せて、焼きあがって粗熱が取れたところで、エイ!とひっくり返すと・・・・・
半分が雪崩れました・・・。
ひっくり返すのが早すぎたのかもしれませんね(写真は形を保った方の半分です)。
そんなリンゴは北欧でもお馴染みの果物です。北欧は寒いのでもうちょっと季節は早いらしく、ちょうど1ヶ月前の10月初めにスウェーデンのエヴァさんから庭のリンゴでÄppelmosを作ったとメールに書いてありました。これは、煮たリンゴに砂糖と保存料を加えたリンゴのピューレで、冬の間に朝食で食べるのだとか。なんと庭のリンゴを使って20リットルものÄppelmosを作ったそうです。
庭にリンゴの木があるなんてあこがれます。10月にスウェーデンの別のディーラーさんの家にお邪魔した時にも、庭からリンゴを採ってきてご馳走してくれました。洗わないまま差し出されたので、清潔大国日本人の私は一瞬ひるみましたが、とっても美味しく、もちろんお腹も大丈夫でした。日本人の潔癖さはかえって免疫を無くし病気の原因になっているとの説がありますが、長年の感覚はなかなかぬぐえないものです。
リンゴは北欧ではクリスマスのシンボルでもあります。写真で使っているクロスは、恐らくクリスマス用。
テーブルクロス (赤いりんご)
カップとプレートはアラビアのものです。


(2016年12月1日追記)
この当時はシリーズ名が分からなかったのですが、判明したので追記します。
シリーズ名は「Jaffa」ですが、「Haiffa」と呼ばれることもあります。1971年にLaila Hakala(ライラ・ハカラ)によるデコレートデザイン。フォルムはカップ&ソーサーがGöran Bäck(イエラン・バック)による1968年のEモデル、プレートがKaarina Aho(カーリナ・アホ)による1963-64年のFCモデル。フィンランドの大手スーパーマーケット、Kスーパーなどを経営する食品流通会社Keskoの特別オーダーで、400セット作られました。


なんでもリンゴは北欧神話では再生の象徴とか。北欧ではクリスマスに豚を食べる習慣があるのですが、クリスマスの時期に北欧に行くと、その二つを組み合わせて、豚がリンゴを口にくわえたディズプレイを目にすることがあります。
これは、フィンランドのデパートのクリスマスディスプレイです。
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クリスマスの食器にもモチーフとして良く使われています。こちらはどちらもスウェーデンのもの。
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右側はともかく、左側はちょっと怖いですね。100年くらい前のアンティークです。ここにハムを盛り付けたのでしょうね。
エヴァさんからリンゴのレシピがもう一つ届いています。
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<焼きリンゴ>
リンゴの皮を剥き、芯をくり抜く。
その穴にアーモンドペースト、無ければ刻んだナッツと砂糖を混ぜたものを入れる。
更にシナモンパウダーと砂糖入れて、バターを乗せる。
200度に熱したオーブンで20から30分焼く。
アイスクリームと一緒にどうぞ。
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ナッツが入っているので、きっと食感が香ばしいのでしょう。美味しそう!
寒い時期に採れる果物は体を温める効果があるとか。熱々のリンゴのお菓子は目にも温かい冬に丁度いいお菓子なのかもしれませんね。
夜が長い季節、気温も低いし、家の中で過ごす事が増えてきました。美味しいお菓子で食後のコーヒータイムを楽しんでくださいね。
ミタ

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