リサ・ラーソンのクズリは実際はこんな動物

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こんにちは、今日は珍しく雪の東京です。
これだけ寒い日が続くとうんざりもしますが、一昨日スウェーデンから来た二つのメールが揃って「気温はマイナスで雪が降っていて空が暗くて嫌になる」と書いてあったので、北欧に比べればまだマシだったなと反省しました。
そんな寒い国に住む人もいれば、寒い国に住む動物もいます。
写真はスウェーデンGustavsberg(グスタフスベリ)で日本でも人気のデザイナー、リサ・ラーソンが1970年代に作ったJärv(ヤルフ)の像です。日本語で言うと、クズリ。
クズリと聞いてもピンと来ないので調べてみたら、イタチの一種だそうで、スウェーデンの他にはノルウェー、フィンランド、ロシア、モンゴル、中国北部のタイガやツンドラといった非常に寒い地域に生息するそうです。
体長は1mほど。足の裏が大きく雪の上でも苦も無く移動することが出来、雑食性で、顎の力が強く骨も噛み砕け、小型の動物だけでなく冬は鹿や羊のような大型動物も捕らえることがあるとか。
さて、このクズリはリサ・ラーソンのスカンセンシリーズに含まれる作品です。スカンセンとはストックホルムにある世界最古の野外博物館。広大な敷地にスウェーデン各地の建築物や調度品が移築され、季節ごとに伝統行事を開催しています。いわば、スウェーデン版明治村(むしろ明治村が日本版スカンセンか?)。
敷地内には動物園もあり、北欧の野生動物や家畜を集め、展示と共に保護・保存に努めているとか。クズリもそれらの動物の中の一つです。スカンセンのサイトを見ると、クズリがちゃんと紹介されていました。それも、可愛らしい赤ちゃんクズリの動画と一緒に。
動画はこんな感じです。

お母さんと2匹の赤ちゃんクズリ。

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2匹のうちの1匹はちょっとトロくてはぐれてしまう。
「ママ、待ってー」

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「ママー、どこー?」

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足を滑らせてしまいます。
「ああー!」

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「どこにいたの!」「ママー」

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「早く来なさい!」
鹿をも噛み砕く顎で運ばれていくクズリ赤ちゃん。

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…という動画はこちらから

動画50秒くらいにある、赤ちゃんが足を滑らせたときの前足に注目。なるほど、確かに大きい!

いやはや、小さきものはみな可愛い。
クズリは今週アップ予定です。

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