懐かしい焼き菓子


今日、1月7日が仕事始めという方も多いと思います。フクヤも今日から始まりました。
皆様、お正月はどのようにお過ごしになりましたか?
私は年末とても忙しくて何も準備できず、気が付いたら年始を迎えていて、お飾りも鏡餅も、毎年作るお正月料理も無し。ついに初詣も行けずじまいでした。こんな事は今まで無かったので、自分でも呆れてしまいました。
来年はもう少し余裕を持って臨むのが、今年の目標です。(どんな?)
それでも三が日を過ぎればようやく余裕も出来、お客様のためにチーズケーキを焼く時間もありました。
家人がレアチーズケーキの方が好きなので、ベイクを作るのは久しぶり。
実は私はベイクのほうが好きで、子供のときはモロゾフのベイクドチーズケーキとプリンが、お菓子の中で一番の楽しみでした。これについては関西の方、特に神戸近辺にお住みの方なら異論は無いはず。(断言です。有無は言わせませんからねっ)
そうそう、それにユーハイムのバウムクーヘン、神戸風月堂のゴーフル、炭酸せんべいなんていうのも、東京に来てから久しく食べていません。手に入らないことも無いのですが、あまり身近ではなくなりましたね。
フクヤの周りは美味しい菓子店(今はスイーツとか言うらしいですね)が多く集まっていることで有名らしいです。たまに足を運ぶと、聞き慣れぬ外国語のお菓子の名前にクラクラ。つい、シュークリームとかチーズケーキなど、分かりやすいところから選んでしまったりして。
さて、写真のチーズケーキに合わせたケーキ皿は、フィンランドで手に入れた一枚です。同じ柄のココット(?)も一つ買い付けました。
1960年代の製造なのですが、名前も無く詳細は不明。雪のような、花のような柄がスタンプでポンポンと押してあります。手作業での絵付けのためでしょう、柄にはかすれやズレが有り、一点一点の表情が微妙に異なっているのも、なかなか良い感じです。
色はブルーグリーン。柄は東欧か、あるいはロシアのような印象です。懐かしく、また手馴れた感じのパターンで、素朴さの中に独特の民芸的な雰囲気があります。
こういったお皿には、きっとパティスリーの作った舌をかみそうな名前のスイーツよりも、素朴な焼き菓子がぴったりのはず。
季節ごとに趣向を凝らしたカラフルなお菓子をいただくのも、素敵。でも、体調が悪いときや、忙しくて一息つきたいときにリクエストしたくなるのは、子供のときから慣れ親しんだ焼き菓子です。せっかくなら懐かしいお菓子をノスタルジックなお皿で頂くと、すっかり気持ちも落ち着いて、次の事にとりかかれる気がしませんか。
こちらのシリーズは今月登場予定です。お楽しみに。
ミタ

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