去年の春の買い付けで乗るはずの飛行機が欠航し、代わりにあてがわれた飛行機は恐ろしく遅延になり、この損失に伴う補償を航空会社(エアーフランス)に求め交渉中とのブログをアップしましたが、覚えている人は…いないだろうなあ…。詳しくは下記リンク先をお読みください。
この時の遅延により、EU規則261/2004で600ユーロの支払いを受ける権利が発生しています。
そこで帰国後エールフランスと直接交渉したところ、なしのつぶて。乗る前には自ら提案しておきながら、そりゃあないよね。頭にきて色々調べているうちにAirHelp(エアヘルプ)というアメリカの交渉代行会社を見つけました。
エアヘルプについては日本語のWikipediaにこうあります。
AirHelp(エアヘルプ)は 、 一サービスとしての司法を扱う企業であり、航空会社の乗客が欠航、遅延、過剰予約に見舞われた場合に補償を受ける手助けをする法律サービスを行っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
成立時には25%手数料を取りますが、ゼロよりはマシ。それに25%と明確なのである意味安心です。
エアヘルプに相談したところ即返事があり、その直後にエールフランスから「あなたはエアヘルプを利用されたので今後の交渉はエアヘルプと行います」とメールがありました。
エアヘルプの仕事は早く、まず、数か月後にエアーフランスから250ユーロの返金がありました。手数料25%を引いて187.5ユーロが入金。その際に担当者から、更に交渉の余地があるが法的手段に訴えることになるので手数料が合計50%になるがどうするか、と提案があり、これを受け入れることにしました。
それから1年ほど。昨日エアーフランスから350ユーロの追加返金があり、1回目と合わせて合計600ユーロ。ただし2回目は手数料が50%なので手元には175ユーロ残りました。
つまり、2回合わせて手元には362.5ユーロが入ったということ。手数料が高いと感じられるかもしれませんが、黙っているとゼロなので、これは大変にありがたい。しかも、お願いしたら全ての交渉はやってもらえるので、こちらは待っているだけでした。
例としてイギリスのマンチェスター空港を見ると、同空港単体で総額数千万ポンドにのぼる補償手続きが申請されずにいる。
補償金をもらえる権利があるのに、手続きをしていない方は結構多いようです。過去5年に遡って申請できるそうなので、EU加盟国での出入国で3時間以上の遅延があった、という方は相談してみてはいかがでしょうか?エアヘルプのリンクを下記に貼っておきますね(ヨーロッパ言語のみ対応で日本語はありません)。
AirHelp (エアヘルプ)
試しにコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか?