さてパーティーから開けて翌日の日曜日。友人の故郷であるスンツヴァルを案内してもらいました。最初に訪れたのは教会と墓地。
墓地には家族ごとの一般的な墓所はもちろんですが、こんな大きな石とベンチを置いた場所があり、花が手向けられていました。
ここは、埋葬ではなく散骨を選んだ故人を遺族が忍ぶための場所です。ストックホルム郊外の有名な「森の墓地」にも同じ目的のスペースがあると旅番組で観たことがあります。石にかかれている文字は
VÄGEN
SANNINGEN
LIVET
Googleの自動翻訳をかけてみると『私は 道 真実 人生』だったのですが、抽象的な表現なためかうまく訳せていないようでした。何となく雰囲気は伝わったのですが…。
次に行ったのは『Sveriges geografiska mittpunkt』。直訳すると「スウェーデンの地理的中心」ですが、いわゆるスウェーデンの“ヘソ”。ちなみに日本のヘソは兵庫県西脇市。
小高い丘の上にあるヘソポイントには三角のマークがありました。
ここで前日のパーティーの残りのお菓子とコーヒーでフィーカ(お茶の時間)です。
ところで、夏至祭当日の土曜日に行けば飾りたてたメイポールや夏至のお祝い行事が見られると思っていたのですが、現地に着いたら前日の金曜日に終わっていて驚きました。夏至祭のお祝いは当日ではなく、前日が一番盛り上げる日なのだという事を初めて知りました。ちなみにスウェーデンでは、夏至祭は夏至当日ではなく、毎年夏至に最も近い土曜日と制定された移動祝日です。
近くの自然公園のような場所に移動するとメイポールが残っていました。
お祭り当日ではありませんが、念願のメイポールが見られて満足。
この丘の上ではためく北欧5カ国の国旗。
スンツヴァルの街を見下ろすと、遥か彼方のプールで遊ぶ子供たちの歓声が聞こえてきました。
お天気はいいですが、気温は15度くらいで、ニットが必要なほど。泳ぎには向かない日なのに、スウェーデンの人は寒さに強いなあ。
そうして、スウェーデンのヘソの次は、スウェーデンの明治村へ。
続く
ミタ