変わらぬデンマークの風景

パソコンのフォルダを整理していたら買い付け前に作ったスコーンの写真が出てきました。スコーンはアイルランドに住んでいた時にしょっちゅう作りましたが、帰国してからはほとんど作ることがありません。特に今の季節は暑くてバターが溶けてしまうので生地の扱いが難しい。つくづく欧州のお菓子は、あの涼しい気候が前提なんだなあと感じます。

ブログにアップするつもりだったのでしょう。商品の紹介も兼ねた写真を撮っていたのにそのままにしていました(まったくもう)。

ジャムとバターナイフを刺しているのは、デンマークのNymolleのタバコ立てと小皿のセットです。時代ははっきりとはしませんが、1950年代から60年代のもの。デンマークの首都コペンハーゲンの名所のひとつ、運河沿いの街ニューハウンを描き、それぞれに「København(コペンハーゲンのデンマーク語)」と書いてあります。当時はお土産品として売られていたのでしょうね。

ご興味のある方は下記のリンク先からどうぞ。
Nymolle タバコ立て&小皿 セット (コペンハーゲン)
ところで、この夏にニューハウンに行ったのですが、この絵とほとんど変わらない光景が広がっていました。帆船があるところまで同じなのが面白いです。

そうして、スコーンを乗せているプレートはロールストランド(Rörstrand)のモナミ(Mon Amie)です。こちらも1952年から87年まで変わらぬ姿で作られていました。
近年復刻がされましたが、現行品はスウェーデン国内でなく、海外で作っています。現行品の焼成温度は当時よりも低く、また40時間かけていた焼き時間も今は約4分の1だそう。焼成時間が長いと釉薬に絵付けが溶け込んでふんわりとした味わいが出るのですが、現行品はどうしてもぺったりとした平面的な仕上がりになっています。
下記リンク先から是非ビンテージの味わいをご覧ください。
Rorstrand Mon Amie
ミタ

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