名前は怖いけれど可愛らしいロウヒ

紅玉リンゴを頂いたので、アップルパイを作りました。明日は雪かも知れないと天気予報が言っていました。寒いと甘いものが食べたくなるのはどうしてなのでしょうね。
なんだかまだまだ寒い日が続くようですが、春を待つ気持ちを込めて、明るいコーディネートを考えました。

器はアラビアのロウヒ(Louhi)です。ケーキプレートは既にサイトにアップ済みですが、カップとクリーマーは来週辺りのアップを予定しています。
明るい水色で細かく可愛らしいパターンが描かれています。製造期間は1969年から1974年。デコレートはライヤ・ウオシッキネン(Raija Uosikkinen)です。
ロウヒとはフィンランドの国民的抒情詩「カレワラ(カレヴァラ)」に登場する強力な魔女の名前です。ロウヒはカレワラの主役ワイナミョイネンと死闘を繰り広げた末に破れ海に落ち消えてしまいます。
ロウヒとは伝承の中の名前だけでなく、現代のフィンランド人の苗字にもあるのですが、フィンランドの人は誰しもがカレワラを学校で教わるそうなので、ロウヒと聞いた時に真っ先に頭に浮かぶのはこの魔女ではないでしょうか。そんな恐ろしい魔女の雰囲気を微塵も感じさせない愛らしいデザインです。
なぜ、このデコレートにロウヒとつけたのか分かりませんが、もしかしたら、この青い丸の連続模様はロウヒの沈んだ海なのかも知れません。
さて、春らしいと言えば、下に敷いたクロスもこれからのアップです。昨年の秋に春柄のクロスが沢山スウェーデンから入荷していました。クリスマスが終わるのを待って、いよいよ来週から順番にサイトにアップしていきます。どうぞ、こちらもお楽しみに。
ミタ

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