アラビアの花柄シリーズ、ヴェロニカとアンナ

アラビアの公式Facebookページを眺めていたら、リンゴケーキ(Omenapiirakka)のレシピがありました。丁度冷蔵庫に材料のリンゴもヨーグルトもあり、また卵を使わないレシピにも興味があったので焼いてみました。
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ヨーグルトの入った生地独特のもっちりとした食感ですが、薄いので食べやすい。僅かな酸味がうっとうしい今の季節に食べやすく美味しく感じます。
日本はまさに蒸し暑い典型的な梅雨の気候ですが、北欧には爽やかな夏が訪れたようです。今年の春夏は雨が多く気温が20度を超える事は無かったようですが、ここ数日は30度近い天気が続いているとか。ここぞとばかりに花が咲き、さぞかし美しい夏でしょう。
フィンランドのリンゴケーキにリンゴの花を思わせる柄のフィンランドのプレートを合わせました。アラビアのVeronica(ヴェロニカ)です。
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製造は1979年-80年。デザインはインケリ・レイヴォ(Inkeri Leivo/1944-2010)です。彼女は1979年から現在も作られているアルクティカ(Arctica)シリーズのフォルムデザインを手がけています。もしかしたら、ビンテージファンの方にはファエンツァ(Faenza)のデコレートデザイナーと言った方がピンと来るかも知れません。
ヴェロニカにはプレート以外にコーヒーカップ、シュガーポット、クリーマーのテーブル周りも作られています。
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ヴェロニカはフォルムだけでなくデコレートデザインもレイヴォ本人によるものと思いますが、同じフォルムにライラ・ハカラ(Laila Hakala)がデコレートしたアンナ(Anna)があり、こちらもヴェロニカと同じ1979年-80年の製造。
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アンナはヴェロニカと同じフォルムを使っていますが、輪郭線だけという独特な手法で面白いデザインになっています。カップ内側の縁にデコレートがあるのも個性的です。
ライラ・ハカラについては、あまり資料が無いのですが、アンナのシリーズに見られるのようなきっちりとしたデコレートよりもむしろ、VilliruusuEsmeralda、あるいは子供用のKirahviのような、ちょっとヘタウマっぽい面白い柄を良く描く人です。少し時代を先取りしたようなこの雰囲気が気になるので、時間を見つけて、彼女についてもう少し調べてみるつもりです。
ミタ
今日はとりとめのない内容になってしまったなあ。

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