パンケーキとぐりとぐら

140808-1.jpg

先日もブログに書いた近所のロシア料理のお店「ロゴスキー」さん。昨日オーナーさんがFacebookにぐりとぐらの作者、中川李枝子さんが来店されたと寄贈された本の写真をアップされていました。

それを目にした時にワクワクが止まりませんでした。なぜだろうか。同じお店に芸能人が来たと聞いた時よりも、ずっとときめいたし、私も会いたかったと羨ましい。

小さな時に「ぐりとぐら」を読んだ高揚感が胸によみがえって幸福な気持ちになるからでしょうか。ストーリーを思い返してみると…あれ、大きなホットケーキしか覚えていない!
改めてネットでストーリーを確認して、驚いたことに、ホットケーキではなくカステラ!しかも最後は割った卵の殻で自動車を作る、なんて全然覚えていなかった!ああ、恐るべし食欲。

「ぐりとぐら」が最初に発表されたのは1963年。単行本化されたのは1967年のようです。英語を始め各国語に訳されたそうで、北欧ではデンマークで出版されていました。なぜかタイトルは「Gumle og Gimle (グムレとギムレ)」。ぐり、ぐら、という音がデンマーク人には発音しにくいのかな(今度聞いてみます)。

そんな事を思っているとカステラ、ならぬパンケーキが食べたくなったので、焼きました。せっかくなので以前から作ってみたかった、イギリスのクランペット(*後述)にチャレンジ。

クランペットを盛り付けたお皿はフィンランドのアラビア製Pomona ディナープレートです。Pomona(ポモナ)はジャムジャーが中心のシリーズで、様々な果物のパターンが作られましたが、一部デザインは食器にも展開されています。食器に展開されたのは、このプラム柄とイチゴ柄。どちらも人気のパターンだったのでしょう。

製造は1965年から1973年。そう、絵本「ぐりとぐら」とほぼ同じ年に生まれました。ちなみに下に敷いたマリメッコの生地は私物ですが、このプケッティ柄も偶然1965年生まれ。フィンランドもパンケーキを良く作る国です。当時は本当にこの組み合わせでパンケーキを食べることがあったかも知れませんね。
さて、クランぺットは発酵させた生地で作るパンケーキです。小麦粉、牛乳、砂糖、塩にイーストを入れた生地を30分ほど発酵させてからフライパンで丸く焼きます。材料はほとんどパンと同じ。なので焼いている間パンが焼ける時と同じ香りが漂いました。

発酵させているので、表面にプツプツと大きな穴が空きます。それが、このパンケーキの特徴らしい。出来上がりを食べてみたのですが、今一つ正解かどうか分からない。なにせ見たことも食べたことも無いものですから。うーん…また作ってみます。

ミタ

クランペットですが、なんと近所に専門店があるそうな。機会があれば行ってみて正解を探ってみます。クランペットのカフェは下記にリンクを貼りました
Cafe Crumpets

【この記事をシェア】

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る