今日はキリスト教の世界ではイースターです。イースターを日本語でいうと「復活祭」。イエス・キリストが死から蘇ったことを記念する日ですが、春の到来を祝う古代のお祭りと結びつき、毎年日にちが変わる移動祝日です。
特に冬が長く寒く、春の訪れを心地にしている北欧では、嬉しい祝日のようです。イースターを象徴するものの一つにイースターエッグと呼ばれる卵があります。卵からヒヨコが還ることから、春になり芽吹く生命を現わしています。カラフルに色付けされ飾られているのをどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。
卵は飾るだけでなくイースターの食卓にも登場します。北欧ではゆで卵をニシンの酢漬けと食べることが多いとか。
写真のカップとソーサーはノルウェーのメーカーFiggjo(フィッギオ)のもの。TVセットと呼ばれるソーサーが大きくプレートも兼ねているタイプです。
こちらのデザインはシリーズ名は分かりませんでしたが、エッグカップが並んだようなデザインが何とも不思議で愛らしい。イースターエッグにちなんで選んでみました。
ソーサーには黄身を一旦取り出してマヨネーズで和えて白身の窪みに戻したゆで卵。母が子供の頃良く作ってくれた懐かしい味です。カップには飲み物でなく、スパゲッティを軽く焼いたスナック。
北欧ではこのようにイースターに猫柳の枝にカラフルな羽を飾る習慣があり、それをイメージしてました。羽はまだ使っていない猫のおもちゃからちょっと拝借。
ところでこの写真はフィンランド。2009年の3月ですが、この年は寒く、雪がこんなに残っていました。
それでは、北欧各国語でのイースターのご挨拶を。
Glad Påsk! (スウェーデン)
God Påske! (デンマーク、ノルウェー)
Hyvää Pääsiäistä! (フィンランド)
ミタ
パスタスナックの作り方。スパゲッティを半分に折り、水で軽く濡らしてゆかりをまぶしてトースターで1、2分。