フィンランドの手工芸とイースターのお菓子「パシャ」

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今週初めの15日にフィンランドの手工芸ユニット「Takku(タック)」による講座を開催しました。

午前中はフィンランドのバンド織り「ピルタナウハ」。2名の方にご参加いただきました。トップの写真は何度も参加していただいているベテランの方。流石、きれいなパターンがどんどんと織りあがっていきました。

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初めてご参加のこの方は、同じ色を使って簡単な柄を編みます。途中からパターン織りにも挑戦。
ところで、講師のヘイディさんの服がパターンと同じ配色。いつもパターンを意識した服を選んで来られるので、今回もと思ったら、全くの偶然とか。春らしい気持のいい色ですね。

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春と言えば、今年は明日の4月20日が復活祭、つまりイースターです(イースターは毎年日にちが変わります)。キリスト教の国では春の到来を告げるお祭りの日。特に冬の長い北欧では待ちに待った日です。
今回、そのイースターに食べられるフィンランドのお菓子「Pasha(パシャ)」をヘイディさんが作って持ってきてくれました。

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パシャは元々はロシア正教のお菓子で、ロシアではパスハと呼ばれます。「Pasha=パスハ」はギリシャ語で復活祭の意味。ロシアからフィンランドに伝わったのでしょうか。

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フィンランドではチーズの一種ラハカ(Rahka)を使って作るのですが、日本では手に入らないので代わりにクリームチーズを使ったそう。初めてクリームチーズで作ったので味に自信がないとのことでしたが、とても美味しかったです。

午後はバイキング時代から伝わる編み物「ネウラキンナス」でのコースター作り。7名の方がご参加下さいました。

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この毛糸はフィンランドから取り寄せたもの。撚りが弱く、ふわふわとした原毛のような糸です。

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ヘイディさんの指導で編み始めます。

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見た目よりも難しく、少し延長しましたが完成には至りませんでした。みなさん、おうちで完成させてくださいね。

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午後も、もちろんパシャでコーヒータイムです。初めてのお菓子にみなさん興味津々。レシピを尋ねたり、中身を当てたりと会話が弾みました。

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ご参加いただきありがとうございました。次回は6月を予定しています。内容はまだ未定ですが、5月22日に募集開始予定ですので、またご参加いただけると嬉しいです。

ミタ

いつかパシャを作ってみようと思います。

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フィンランドの手工芸とイースターのお菓子「パシャ」」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!
    いいなあ,いいなあ,pasha食べてみたいなあ.
    そしていつも文句ばかりですみません.「pasha」ですが基本的には「パスハ」です.でも,Wikipediaにもわざわざ「pashaという単語のshは『š(シュ)』ではなく『sとh』を発音する.」と書いてあるところを見ると最近は英語風に「パシャ」と言う人が増えてるのかもしれませんね.
    それと「rahka」のhはフでもいいと思いますがどちらかというと前の母音に近いことが多く,この場合も「ラハカ」の方がより違和感がないです.
    ただのフィンランド語好きの独り言をダラダラと書いてしまいました.(^^;;

  2. >>fidajapanissaさま
    こんにちは、いつもありがとうございます。
    実は私も「パスハ」と「パシャ」と迷い、ヘイディさんに何度も発音してもらったら「パシャ」と聞こえたので、そちらを採用しました。
    もしかしたら、おっしゃる通り最近の人はパシャと言うのかも知れませんね。次にヘイディさんに会ったときに確認します。
    Pashaは季節ものなのでタイミングを合わせるのが難しそうですが、いつか本物を食べてみたいです!

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